ツアーファイナル公演『Be the one』を開催したB1A4

 韓国の5人組ダンスヴォーカルグループ・B1A4(ビーワンエーフォー)が16日、東京国際フォーラム・ホールAでツアーファイナル公演『Be the one』を開催した。このツアーは、6月3日の大阪・グランキューブ大阪を皮切りに全国4カ所5公演を回った日本ツアー。この日は4thアルバム『4』(6月14日発売)に収録されている「好きだからしょうがない」や、「Follow me」など新曲も披露。さらに、同アルバムの楽曲「二人で」でコラボしている歌手の青山テルマがゲストで登場し、B1A4と歌声を届けた。そしてこの日は、メンバーのCNUの誕生日ということもあり、サプライズでメッセージ動画とケーキをプレゼントするなど幸福感溢れる公演となった。

BANAを見て本当に幸せ

ライブのもよう

 会場には多くのBANA(ファンの名称)たちが集まっていた。手にはサイリウムや、メンバーの名前が書かれている手作りのうちわを持ち、ライブが始まるのを楽しみにしている様子だった。定刻が過ぎるとピアノの音色によるBGMが流れ始め、ステージのバックスクリーンに巨大な青色の球体が映し出される。そこにメンバーそれぞれのアーティスト写真が映され会場は歓声に包まれた。映像が消えると、ステージ中央のスクリーンが開き、そこからメンバー5人が揃って登場。「Intro+Fly Away」で彼らのステージは幕を開けた。メンバーは黄色い歓声を受けながら軽やかに動き周り、歌を届けていく。

 2曲目を終えたところでMCへ。メンバー全員が自己流の表現でBANAに向けて挨拶をしていく。BAROは「みなさん元気ですか? 会いたかった? 僕達も本当に会いたかった」と挨拶。リーダーのJINYOUNGは「今日はBANAに会えて本当に幸せです。BANAも幸せですか?」と言葉を投げかけた。

 「SOLO DAY」を披露した後、カバー曲メドレーへ。ZOOの「Choo Choo TRAIN」やORANGE RANGEの「以心電信」をB1A4流にカバーし、流暢な日本語で歌唱した。同曲では、客席に向けてカラフルなボールを投げる場面も。カバー曲を終えると、彼らが「以心電信」を歌う際に考えた踊りをBANAにレクチャー。BAROは、手を小刻みに振りながら、顔を動かすのがポイントだと言い、自ら踊ってみせた。JINYOUNGは「僕、楽しく踊りすぎて足に力が入らないです…」と疲れた様子。SANDEULから「JINYOUNG大丈夫―?(笑)」と笑いながら心配する声が。すると、会場にいるBANAから一斉に「JINYOUNG大丈夫―?」と言葉が投げかけられ、JINYOUNGはにこやかに「大丈夫! BANA可愛いね」と言葉を返した。

 そして、照明が落とされ黒いパイプ椅子に腰かけるメンバー。すると、先ほどまでのポップで賑やかな空気から一変し、落ち着きのあるバラードセレクションへ。「Empty Mind(acoustic ver.)」や「One Love」を続けて披露。優しさに満ち溢れた歌声にBANAも酔いしれていた。

 7曲目の「Blue Moon」では、スクリーンに曲タイトルを連想させる大きな満月が映し出された。薄暗い青の照明のスポットライトに導かれ、メンバーが黒いジャケットに着替えてステージに登場。青と紫色の豆電球がキラキラと会場で瞬く美しい光景の中、ミディアムテンポに合わせゆったりとダンスを展開していった。

 10曲目の「道(길)」では、星や木々の空間をひたすら歩き続ける幼い少年の絵がスクリーンに映された。すると、メンバーが事務所に所属するまでのダンスや歌唱の練習風景が映像として流れ出す。まだあどけない彼らの必死な努力が垣間見られた。メンバーはその中で丁寧に歌い上げていく。その姿はまるで、彼らがここまで来る長く険しい道のりを歩んできたその一つの成果を見せた瞬間だった。

青山テルマがゲストで登場

ゲストに青山テルマが登場

 ライブ中盤では「B1A4が彼氏だったら?」というテーマの内容で映像が映し出された。メンバーそれぞれが彼氏になりきり、彼女をもてなすというもの。GONGCHANは「クッキーのように甘い彼氏」、BAROは「コーヒーのように深みのある彼氏」、SANDEULは「花のような香り漂う彼氏」、CNUは「ラブレターのようにときめく彼氏」、JINYOUNGは「写真のようにいつまでも手放したくない彼氏」といった名目でそれぞれが彼氏役を演じていた。この映像は、B1A4を彼氏にした気分を味わえるので、BANAたちからは黄色い歓声が飛び交っていた。

 その後、ニューアルバム『4』から「Follow Me」や、「好きだからしょうがない」といった最新ナンバーを披露した。

 JINYOUNGが「次のステージにいきます。今回凄く特別なステージを準備しました!」と言うと、ステージ中央から歌手の青山テルマが登場。テルマとは『4』に収録されている「二人で」でコラボしており、特別ゲストとして駆けつけたようだ。BANAたちからの熱烈な歓声を受けながら「二人で」を披露し、美しいハーモニーを6人で会場に響かせた。

 テルマにオファーしたというJINYOUNGは、テルマの楽曲「あなたの側に」を聴いて、フィーチャリングをやりたいと思ったと話す。するとBAROが「ちょっと歌って!」とテルマに振った。テルマは「B型の無茶ぶりね(BAROはB型)…全然練習してないよ!」と言いながら、同曲の一部をアカペラで披露した。

Happy Birth day CNU!

ライブのもよう

 ここでメンバーそれぞれからBANAに向けてメッセージが語られた。

 SANDEUL「幼い頃に、家族と過ごした幸せな時間が今は懐かしい思い出として残ってます。その記憶が僕にとって大きい力になっている。だから今日過ごした時間が、そういう風になればいいと思っています。BANAの生活の癒しになりたいです。僕は最近カッコよくなるように頑張っています。それはBANAと会うためです。だってBANAが綺麗だから。そんなに綺麗にならないで、ついていけないから。そのままでいて」

 JINYOUNG「今日で日本ツアー最後ですね。始まったのが昨日のようです。BANAと一緒だと時間が過ぎるのも早く感じます。こんなに応援してもらって、愛しい瞳で僕達を見てくえるBANAと一緒で本当に幸せです。BANAも幸せですか? また会える日を待ってくれると信じています。ずっと忘れないです」

 BARO「最後ですので、手紙があります。今日楽しかったですか? 僕も凄く楽しかったです。日本のツアーももう最後の日です、早いですね。みなさんと同じで僕も寂しいですが、心は満たされています。BANAの愛を沢山感じられて幸せです。一緒に過ごした今までを振り返ってみると、すべてが幸せな時間でした。何かを待つことは寂しいと思います。また会う日まで寂しい気持ちではなく、楽しんでいられるように、遠く離れていても見守って待っていてください」

CNU「みなさん今日まで一緒にいてくれてありがとうございました。みなさんがいるから、最後までやってこれました。今日は特別な日です。B1A4とBANAのみんながいるから、素敵な日になりました。ずっとずっと良い思い出を作っていきましょう。BANAがいるからB1A4がいる!」

GONGCHAN「みなさん寂しいですか? 悲しいですか? 日本ツアーが終わりました。だけど、終わりがあれば、始まりも生まれます。今回みなさんと一緒に過ごせて嬉しかった。今日からBANAと僕たちの思い出は終わりますが、もうすぐ新しい始まりが来ます。だから今日が終わっても心配しないで。すぐ僕たちが日本に戻ってきますから。BANA愛してる」

 そして、この日はCNUの27歳の誕生日。スクリーンには、CNUには内緒で制作されたメンバーからのメッセージ動画が流れ出し、CNUの似顔絵が書かれたケーキが運ばれてきた。BANAとメンバーは「Happy Birth day CNU!」と歌でお祝いし、CNUも涙ぐみながら喜んだ様子。

 CNUは「僕は最近、悩みが沢山あるんですけど今日はメンバーたちとBANAのみなさんがいるから本当に幸せです。ありがとうございました。これからもずっと側にいてください」と感謝の言葉を述べた。

 「Only One」を披露し、メンバーがステージを去ろうとすると、BANAたちからB1A4に向けて「日本デビュー5周年記念おめでとう」とお祝いの動画が流れ出す。これには、メンバーも驚いたようで「BANAありがとう。一番大きいプレゼント。宝物です」と喜んだ。

 アンコールではReady to go」を含む4曲を披露。全24曲を歌い届け、3時間半に及ぶ日本ツアーのファイナル公演は幕を下ろした。

(取材=橋本美波)

ツアーファイナル公演『Be the one』を開催したB1A4 ライブのもよう ゲストに青山テルマが登場 ライブのもよう JINYOUNG
SANDEUL GONGCHAN CNU BARO 青山テルマ

セットリスト

B1A4

JAPAN TOUR 2017 「Be the one」
6月16日 東京・国際フォーラム ホールA

1.Intro+Fly Away
2.Beautiful Target
3.SOLO DAY
4.Choo Choo TRAIN+以心電信
5.Empty Mind(acoustic ver.)
6.One Love
7.Blue Moon
8.Beautiful Lie
9.アクモン
10.道(길)
11.Lonely
12.コジンマリヤ
13.ノエゲハンボント―パナヌンスンガン
14.Follow me
15.好きだからしょうがない
16.二人でfeat.青山テルマ
17.イゲ ムスン イリヤ〜なんで?どうして?
18.チャルチャヨ グッナイト
19.O.K
20.Only One

アンコール

21.Ready to go
22.Sparkling
23.GOOD TIMING
24.Angel Eyes