新たに米国特許商標庁が公開した特許によると、Appleはモーショントラッキングで操作できるゲームなどを想定した3Dカメラ技術を開発しているようです。AR/VR(拡張現実/仮想現実)市場への本格的な参入が期待されているだけに、特許が何らかの形で応用される可能性は高そうです。

深度マッピングを用いたゲーム技術を開発か

3Dマッピングとモーショントラッキングデバイスを開発するPrimeSenseを買収して以降、これまでにもAppleは、ユーザーのジェスチャーをキャプチャーできる3Dカメラに関する特許を多く取得してきました。例えば、2015年に公開された「3Dユーザーインターフェースによるセッション制御」はその代表例と言えるでしょう。
 
あくまでも今回取得した技術は原理的なものであるため、実際にどんなゲームに応用されるのかは触れられていませんが、特許では光の強さや角度を測定する技術、光学3D照射、3Dレーザービーム技術などについて記されています。
 

 
平たく言えば今回の特許は、回折光学素子(Diffractive Optical Element:DOE)を応用した光学機械を通してビームの照射を行い、反射する複数の光の回折を分析することで、深度を測定しマッピングに活かすというものです。抽象的な表現では理解が難しいですが、2002年に公開されたトム・クルーズ主演の映画「マイノリティ・リポート」の1シーンをイメージすると分かりやすいかもしれません。
 

 
もちろん「マイノリティリポート」はフィクションですが、AR/VR全盛時代への突入で、こうした3Dカメラを用いた技術が積極的に活用されるのは想像に難くないでしょう。事実、先日行われたWWDC 17でも、史上最高のパフォーマンスを誇ると言われるiMac Proを始めとして、AR/VRのサポートが大きくアピールされています。
 
 
Source:Patently Apple
Photo:YouTube
(kihachi)