6月21日(2017年6月)、14歳の藤井聡太四段が歴代最多連勝記録に並ぶ28連勝を達成して、地元の愛知県瀬戸市は大騒ぎだ。焼きそば店は藤井が勝つたびに10円ずつ値下げし、FM局が発起人となってファンクラブ結成の動きも出ている。28連勝の日に藤井が勝負メシに選んだ胡麻味噌とじうどんは、暑い時季なのに1日に42杯も注文があった。

藤井が表紙の将棋雑誌「将棋世界」7月号はここ4年で一番の売れ行きで、1冊4300円もする「将棋年鑑」は予約が例年の3倍になっているという。コメンテーターで作家の吉永みち子は「14歳でこれだけものごとを活性化させるのはすごい」と目を丸くし、ゲストの田中寅彦九段までが将棋会館では藤井の扇子やクリアファイルがすぐ売り切れ、「なんでこんなものが売れるのか」と呆れる。

記録更新かかる26日「竜王戦」!ヤンキー増田康宏四段と対局

来週26日には記録更新の29連勝に挑むが、勝ち続けることで対局が増え、中学校の授業に出席できなくなるのではないかと心配され始めた。コメンテーターの玉川徹(テレビ朝日解説委員)が「受験もありますし」というと、長島一茂(スポーツプロデューサー)がむきになって反論する。

「これだけの天才が生まれたのは、親や周囲が学校のことをあれこれ言わずに、将棋に集中できる環境にしたからですよ。ここまできたら、普通の考え方はやめて、将棋を選んだほうがいいよ」

田中九段「今後、タイトル戦が絡んでくると、対局のスケジュールを組むのがますます難しくなってきます」

玉川「僕だったら、将棋でダメになってもいいように、保険で高校には行くけどねえ」

長嶋「それが普通の考え方なんです!」

新記録がかかった注目の対局は竜王戦初戦で、相手はもう1人の10代棋士・増田康宏四段だ。奨励会時代には増田が2勝しているが、デビュー後の非公式戦では藤井が雪辱しいている。

田中九段「2人天才。優等生の藤井四段とヤンキーみたいな増田四段の戦いになります」