カラーの種類の基礎知識

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近年、ヘアカラーをする人口が増えつつありますが、カラーの種類や特徴について、みなさんご存知でしょうか?

カラーの種類と特徴

ヘアカラーは主に、脱色剤、酸化染毛剤、酸性染毛料の3種類があります。

脱色剤

脱色剤はブリーチやライトナーというメラニン色素を壊し、髪を明るくするための薬剤です。

こちらは髪の明度を13レベル以上まで明るくし、過去に染めたことがある場合は、髪の残留色素を分解します。

一気に髪色を明るくしたい時や、透明感のある髪色に染めたい時に一度ブリーチをしてからカラーを入れるダブルカラーや、黒染めや白髪染めをして暗くなっている髪を適度に明るくする時に使います。

一方、どうしてもダメージが出てしまうので、カラーはしたことがあってもブリーチはしたことがない方も多いと思います。

酸化染毛剤

酸化染毛剤はアルカリカラー、低アルカリカラー、中性カラーというものがあります。

アルカリカラーは、ブリーチ力という脱色剤の効果があり、メラニン色素を少しずつ壊し、明度を上げながら酸化染料が毛髪内部で酸化重合して発色します。

低アルカリカラーは、黄色く抜けてしまった既染毛や明るい髪色を暗く落ち着かせたり、色味を入れたりします。
その時は、メラニン色素を壊さずにキューティクルを開いて毛髪内部に色味を浸透させます。

リフトアップからトーンダウンまで幅広く、明度、彩度を選び調整することが可能です。

カラーチェンジに適していて永久染毛剤という分類で退色はしますが、本来は2~3ヶ月色味が持続するカラー剤です。

酸性染毛料

酸性染毛料は酸性カラーやヘアマニキュアと呼び、白髪やブリーチをした後の髪のように、明るい髪色に染めた時に色味が見える染毛料です。

毛髪内部には浸透せずに、酸性色素がキューティクル付近でイオン結合し着色するため、髪の表面に色味を付けていることから、半永久染毛料という分類でシャンプーする度に3~4週間で色が落ちてきます。

ブリーチ力はなく、髪を傷めずに鮮やかな色味が表現できます。

ほとんどの方は、酸化染毛剤というカラー剤を使って様々な色味を楽しんでいるかと思います。

どんな髪色にしたいかで、何を使うかも変わってくるので、自分でできるホームカラーではなく、美容室で相談して思い通りの髪色を手に入れましょう。