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アイドルグループ・KAT-TUNの亀梨和也が23日、東京・汐留の日本テレビで行われた、今年の日本テレビ系『24時間テレビ40 愛は世界を救う』(8月26〜27日放送)の会見に登場し、ドラマスペシャル(26日 21時ごろ放送)主演を務めることを発表した。

亀梨は櫻井翔(嵐)、小山慶一郎(NEWS)とともに『24時間テレビのメインパーソナリティーも務める。同日チャリティーパーソナリティーの石原さとみらも出席して『24時間テレビ』の制作発表会見が行われ、この概要を発表した。

これまで様々な物語を届けてきた同番組だが、今回のドラマスペシャルでは、初めて著名人の生涯を物語にする。亀梨が、没後10年をむかえた天才作詞家・阿久悠を演じ、オーディション番組『スター誕生!』を企画してヒット曲を連発した1970年代、時代の変化に苦悩した1980年代と、知られざる物語を描く。また阿久悠の妻・深田雄子を女優の松下奈緒が演じ、松田裕子が脚本を務める。

これまでに作詞した曲は5,000曲、「UFO」「勝手にしやがれ」などの名曲を手がけた阿久だが、未発表の詞が発見されたことから、その一篇にある作曲家が曲をつけ武道館で新曲を披露するという、ドラマと番組の連動も行われる予定だ。未発表の詞を読んだ亀梨は「一行目からすごく強いメッセージ。ぞくっとするような」「時代を作る力、先を見据えて、どの世代の人たちにも響く強さを非常に感じました」と印象を語った。

記念すべき40回目の放送のドラマを担当することになった亀梨だが「40回目のドラマ主役、嬉しいな、ということ以上に、自分自身が阿久悠さんという人生とストーリーをどういう風に背負って、どういう風に向き合っていけるのかなという思いの方が強かった」とオファー時の気持ちを振り返った。

会見では阿久の写真も飾られていたが、亀梨は「僕の感じと阿久さんの感じが結びつくのか、なかなか落とし所が難しい部分もあるかもしれないですが……」と苦笑。「今この時代に演じさせてもらえること、24時間テレビだからこそ、僕たち製作陣のしっかりした思いも乗せてお届けできたらいいなと感じています」と真摯に語った。

妻役の松下とはまだ顔を合わせていないという亀梨。松下について「非常にしっかりされている方なんだろうなという印象がありますね」と明かし、「関係性、距離感を作っていければ」と意気込む。多忙を極めた阿久を支えた妻を演じる松下も「奥様が大切にされてきた阿久悠さんとの思い出を丁寧に演じたいと思います」とコメントを寄せた。

今年の同番組は「告白 〜勇気を出して伝えよう〜」をテーマに、様々な困難に立ち向かい、その思いを勇気をもって伝える人にスポットをあて、放送される。