Image: Herman Miller


仕事中もトラッキングされる時代に?

「アーロンチェア」で有名な家具メーカー、ハーマンミラー社は先日、新たなサービスを発表しました。それは、フィットネスデバイスなどに搭載されているようにトラッキング技術をスタンディングデスクにもなる机などのオフィス用家具に導入するというもの。さらに、アプリやダッシュボードと連携したクラウド型のプラットフォームを用いることで、活動的かつ効率的な仕事空間を提供してくれるようです。

Live OSというシステムでは、家具に内蔵されたセンサーが使用者の仕事中の動きを感知し、そのデータをネットワークを介して記します。手持ちの同社の古い家具にセンサーを組み込んで、クラウド型のLive OSサービスを利用することも可能で、その場合のサブスクリプションは36ドル(スタンディング兼用デスクの場合は60ドル)になるとのこと。


1 アーロンチェアの家具メーカーが手掛けるトラッカーは職場の健康習慣につながる? それとも従業員の監視ツールとなる?
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このLive OSというサービスは使い勝手がよさそうに聞こえます。というのも、このシステムは、座っているあるいは立っている場合に好む机の高さを正確に把握するためにデータを収集します。なので、センサーを搭載しているデスクが共用であったとしても、アプリを操作してセンサーの前で手をかざせば、自分好みの高さにデスクを変えられるのです。さらに、ライトが光って姿勢を変えるタイミングを教えてくれる機能も搭載しています。また、同アプリのダッシュボードでは行動のパターンを見ることができるので、いつ怠けてるのかもわかってしまうとか。

それに加えて、ハーマンミラー社は来年1月に座っている人の姿勢をモニターして、もっと人間工学的な座るポジションを提案してくれるネットワークに接続されるタイプの新たなアーロンチェアを発売します。

このシステムには前述のような良さがある一方で、不気味な点もあります。Live OSのエクスペリエンスは、雇用主がもっと従業員たちを把握できるように設計されました。それがワークステーションをより健康的にするといった生産性向上のためなのか、それともセンサーが搭載された机で従業員たちが歩き回る様子を追跡するためなのか…。接続されたオフィス用家具というアイデアは、宇宙家族ジェットソンのような近未来的で楽しいものというよりも、1984的な未来のように、恐ろしくもみえます。

とはいうものの、フィットネストラッカーを気に入っています人は多いですよね。ある意味ではハーマンミラー社のLive OSは家具にとってのフィットネストラッカーといえます。もしあなた自身や雇用主が、この家具システムに何千ドルもつぎ込むなら、さらなる利便性をみれるかもしれません。それと同時に、上司は従業員がデスクにいる時間や座る姿勢、立ち上がるタイミングそしていつ立ち去るかを把握できるようになるのです。革新的ですが、ゾッとしませんか?

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Source: Herman Miller via Wired

Adam Clark Estes - Gizmodo US[原文]
(たもり)