留萌の海と青空を眺めながら「浜焼き」を体験してきました
日本海に面した港町・留萌市。ここは生産量日本一を誇るカズノコをはじめ、ヒラメ、ウニ、甘エビ、タコ、ホタテなど海産物の宝庫であり、市内の繁華街には新鮮な魚介類を食べさせてくれる寿司店や居酒屋が目につきます。当然、おすすめグルメといえば、寿司、海鮮丼などが筆頭に挙がりますが、美しい日本海を眺めながら、前浜で捕れた魚介や肉類を炭火で味わう「るもい浜焼き」という名物もあることはご存知ですか? このイイトコどりのお楽しみが、留萌市街地から車で15分ほど離れた「礼受牧場 喫茶食事 トリム」で体験できるというので、晴天のお昼に行ってきました。
そこは風力発電のプロペラが並ぶ丘に立ち、高台からの絶景や夕陽が楽しめる山小屋風の食事処。水平線が見渡せる抜けのいい眺めで、のんびり過ごすにはうってつけのスポットです。建物横に備えたバーベキューコーナーで「るもい浜焼き」は楽しめます。天気が悪ければ、建物の2階でも可能なので安心。
■ 活ホタテや甘エビはプリプリ!ボリューム満点でお腹いっぱい
基本メニューは、活ホタテと肉類の1人前2000円セットと、魚介・肉類がグンと増える3000円セットの2種類。この日はせっかくなので奮発し、3000円の方をオーダーしました。炭火をおこしてもらっていると、ほどなく目の前には殻付き活ホタテに留萌名物・ニシンの丸干しやみりん干し、イカ、甘エビ、タコ、ツブといった新鮮魚介類の大皿が登場。それだけでなく肉類も盛りだくさんで、味付けジンギスカンかな?と思いきや「留萌市内にある中央スーパーのオリジナルで、豚肉をジンギスカンのタレで味付けた『豚ジスカン』ですよ」と代表の佐藤信子さんが教えてくれました。
それらを網にのせ炭火で炙ると、ジュ〜ジュ〜と食欲をそそる音とともに、おいしそうなにおいが立ち上がってきました。隣町・小平町のホタテや漁師さんから直に仕入れたという甘エビは焼きすぎに注意! ふっくらとした食感で甘みがジュワ〜と口の中いっぱいに広がりました。一番気になった「豚ジスカン」は、ジンギスカンより豚肉の甘みが引き立つ味わい。おにぎりやビールによく合います。食材を次々焼いて食べていくうち、お腹はパンパンに。大満足のボリュームでした!
■ 季節や一日の時間帯で移り変わる景色にうっとり
食事中は風景を楽しむのを忘れ、ひたすらおいしいバーベキューに没頭してしまいましたが、食後は満腹感を和らげるために、海を眺めながらまったり休息。天気に恵まれて本当に気持ち良く、おいしい「るもい浜焼き」を味わうことができました。手ぶらで味わえるバーベキューは、旅行者やドライブにはもってこいですね。
施設周辺は、毎年5月下旬から6月初旬には菜の花が咲き誇り、またここからの夕陽も格別。夕方を狙って「るもい浜焼き」を楽しむのもオススメです。この「るもい浜焼き」は、黄金岬にある「海のふるさと館」など留萌市内の他施設でも、食材持ち込みなど違ったスタイルで体験ができるので、好みに合わせて楽しんではいかが?
礼受牧場 喫茶食事 トリム ■住所:留萌市礼受町294-1 ■電話:0164・43・0964 ■営業時間:6月20日頃〜8月末は10:00〜20:00、4月末〜6月20日頃・9月〜10月末は〜18:00 ■休み:11月〜4月末は休業、営業期間中はなし ■席数:100席(喫煙可)
【北海道ウォーカー編集部】