ドナルド・トランプ米大統領(上)とジェームズ・コミー前連邦捜査局(FBI)長官(いずれも2017年6月8日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は22日、自らが解任したジェームズ・コミー(James Comey)前連邦捜査局(FBI)長官との会話の録音テープを持っていないと認めた。トランプ大統領は先月、ホワイトハウス(White House)の大統領執務室(Oval Office)での両氏の会話を録音した秘密のテープの存在をほのめかし、波紋を広げていた。

 トランプ氏はツイッター(Twitter)に、「最近は電子監視や盗聴、情報の暴露や違法な漏えいなどさまざまな報道があり、私とジェームス・コミー氏との会話の『テープ』あるいは音声記録があるのかどうか私には全く分からないが、私自身はそのような録音をしていないし、持ってもいない」と投稿した。

 トランプ大統領は先月9日、FBI長官だったコミー氏を解任。それに関連し、大統領自らがコミー氏との会話テープの存在を暗示したことを受け、ホワイトハウスはここ何週間もそれを提出するよう圧力を受けてきていた。

 今月9日には、大統領選へのロシア介入とトランプ陣営との共謀疑惑に関する捜査妨害について調査を進めている下院情報委員会所属の民主党議員らから、コミー氏との会話テープが存在するならきょう(23日)までに提出するよう要求が出されていた。

 トランプ陣営とロシアとの共謀疑惑をめぐるFBI捜査をトランプ大統領が妨害しようとしたという疑惑は、コミー氏も上院情報特別委員会の公聴会で証言した際に強く主張しており、今回のトランプの発言で、一連の疑惑に新たな展開が生まれる可能性がある。
【翻訳編集】AFPBB News