マレーシアとの国境近くのタイ・パダンブサールで、スーツケースの中に座るオランウータン2頭(2017年6月21日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】タイの野生生物保護管理当局は22日、マレーシアからタイ国内へ生後間もないオランウータン2頭、カメ51匹、アライグマ6匹を密輸しようとした疑いで、マレーシア人の男を逮捕したと発表した。

 当局によると、イスマイル・ビン・アフマド(Ismail Bin Ahmad)容疑者(63)はこれらの動物をプラスチック容器やスーツケースに押し込んで自分の車に載せ、タイ南部ソンクラー(Songkhla)県の国境検問所を通過しようとしたところ、身柄を拘束されたという。一帯は反政府運動で治安が悪化しており、薬物や武器などの密輸も横行している。

 検問所に派遣されていた当局職員はAFPに対し、「容疑者は(隣接する)マレーシアのペルリス(Perlis)州から(タイの)ハジャイ(Hat Yai)へこれらの動物を移送するよう、1000バーツ(約3300円)で雇われたと供述している」と明らかにした。

 保護された幼いオランウータンは生まれて半年もたっておらず、地元の保護施設に送られる予定だという。

 また押収されたカメの大半が南アジア原産のインドホシガメだった。独特な甲羅の模様から人気が高いインドホシガメは、絶滅危惧種に指定されている。
【翻訳編集】AFPBB News