Doctors Me(ドクターズミー)- 「1日1個のりんごは医者いらず」は本当だった?凄い栄養成分5つ

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「1日1個のりんごは医者いらず」ということわざがあります。

スーパーなどでも手軽に手に入るりんごですが、意外と健康効果が高いことを知っている人は少ないのではないでしょうか?

気になるりんごの栄養成分やオススメの食べ方、海外での研究内容までを医師に解説をしていただきました。

「1日1個のりんごは医者いらず」と言われている理由


この言葉はイギリスの一地方で生まれたことわざであるとされています。

似たような表現に、「柿(もしくはトマト)が赤くなると医者が青くなる(みんなが健康になって仕事がなくなるから)」というようなものもあります。

栄養価が高いこれらの作物が、健康維持に役立つと古くから知られていたことが伺えます。

注目すべきりんごの栄養成分


食物繊維


ペクチンやセルロースといった食物繊維が含まれています。皮や種の近くに多いため、できるだけ皮ごと食べるか、皮を厚く剥きすぎないようにします。

りんごには水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方がバランスよく含まれており、便通改善や腸内環境改善に役立ち、糖質の吸収を抑え、急激な血糖値の上昇を防ぎます。

消化が良く病気の時にも胃腸に負担をかけない食品と言えます。

クエン酸、リンゴ酸


酸味の成分です。疲労回復効果があります。また歯を白くする効果もあると言われています。

1日10個など食べ過ぎると、かえって酸による歯のダメージが生じる可能性がありますので注意が必要です。

ビタミンB、C


100g当たりのビタミンCの量は、キウイや柿やイチゴに比べると10分の1以下なのですが、ある程度保存がきくのと、寒い地域でも育つために古くから貴重なビタミン源とされてきました。

ビタミンCは免疫力や肌の再生力を高めます。

ミネラル


カリウムが含まれ、塩分を尿中に出して血圧を下げる効果があります。

抗酸化物質


ケルセチン、ポリフェノールなどが含まれます。活性酸素を除去し、免疫力を高め、疲れにくくなる効果が期待できます。

美肌・美白、動脈硬化予防の効果もあります。 

健康効果をUPさせるオススメのりんごの食べ方


◎皮ごと食べる:食物繊維を効率的に取れます。

◎すりおろす:消化しやすくなります。

◎加熱する:熱を加えても成分の多くは保たれます。

食べやすい大きさにカットしたりんごを、少しレンジで温め「ホットりんご」にすると、ペクチンがペクチンオリゴ糖に変化し、さらに整腸効果も高まります。

りんごの健康効果についての研究


アメリカの研究


■ 研究内容
18歳以上のアメリカ人8700人に、食べたものを記録してもらい、150g以上の生のりんごを日常的に食べた人(9%)と、食べなかった人(91%)に分けました。

■ 研究結果
過去一年間に病院を受診したかどうかを調べたところ、統計学的には違いはないものの、りんごを食べている人のほうが病院にかからずに済んでいる傾向がありました。

また、病院にかかっても薬を処方されずに済んでいる傾向がありました。(※1)

イギリスの研究


■ 研究内容
50歳以上のイギリス人に対する研究を分析し、コレステロールが高くスタチンというコレステロールを下げる飲み薬の投与が必要と思われる人に対し、スタチンを投与した場合と、1日1個(100g)程度のりんごを食べさせた場合、心筋梗塞や脳卒中など血管の病気で死亡するリスクがどの程度変化するかを推測しました。

■ 研究結果
スタチンを飲んだほうが死亡リスクは下がるという結果だったのですが、スタチンには副作用もありますし、りんごを食べただけでもコレステロールを下げ、死亡リスクを減らせることが分かりました。(※2)

最後に医師から一言


りんごを一日半分から1個程度続けて食べることで様々な効果が期待できます。

体調が悪い時にも食べやすく、赤ちゃんの離乳食からお年寄りまでなじみのある食材です。ぜひ取り入れてみてください。

(監修:Doctors Me 医師)