22日、韓国メディアによると、緊張が高まっている米朝関係と朝鮮半島の情勢不安に対する懸念が、米国人らの2018平昌冬季五輪への参加意向にも影響を及ぼしている。これに、韓国のネットユーザーがコメントを寄せた。資料写真。

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2017年6月22日、韓国・聯合ニュースによると、緊張が高まっている米朝関係と朝鮮半島の情勢不安に対する懸念が、米国人らの2018平昌冬季五輪への参加意向にも影響を及ぼしている。

長年にわたり五輪の中継放送を行ってきた米国のメディア企業「NBCユニバーサル」は、主に五輪の競技チケットとパーティーで大型スポンサーに恩返しをしてきた。しかし、NBCユニバーサルはこのほど、顧客らの安全保障面での不安を理由に、来年韓国で開催される平昌五輪の時は行き先を変更する可能性があると明らかにした。

同社の広告販売責任者は「顧客らの潜在的な安全保障面での懸念のため、韓国以外の場所に購買担当者や顧客らを送る案を検討している」と述べた。

米国と北朝鮮の間では最近、北朝鮮に拘束された後に昏睡状態で開放された米国人大学生オットー・ワームビア氏死亡事件をきっかけに緊張が高まっている。平昌は韓国と北朝鮮の間のDMZ(非武装地帯)から韓国側に約80キロ離れた場所にある。

また、他の五輪参加者やスポンサーも平昌五輪に送る代表団の規模を縮小させる動きを見せているという。米国オリンピック委員会(USOC)のスコット・ブラックマン委員長は「(平昌五輪の)スポンサーと寄付者のための宿舎を十分に確保するため努力している」としつつも、「平昌ではスポンサーの活動が衰退するだろう」と述べた。

一方、最近半世紀ぶりに五輪の公式スポンサーから撤退したマクドナルドは、依然として平昌五輪に広告と飲食店を提供する計画を進めているという。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「米国が怒ったということ?」「北朝鮮はよくもやってくれた。米国は怒った時にすぐには対応せず、時機を見て相手に致命的な一撃を与えるから恐ろしい」「中国人観光客が来ないことよりも米国企業のスポンサー不参加を心配するべき」などと不安がる声が寄せられている。

また、北朝鮮に向けて「金正恩がわが道を進むのは構わないが、人を殺すのだけはやめてほしい」「北朝鮮は開放的な国に変わるべき。これ以上北朝鮮民を苦しめるな」と主張する声や、「韓国がとばっちりを受けることくらい分かっていた」と納得する声、「ぼうっとしていたら韓国まで“北朝鮮扱い”されることになる。平昌はしっかりと対応するべき。世界には韓国と北朝鮮を区別できない人が多い」と指摘する声もみられた。

そのほか「これでもまだ、文在寅(ムン・ジェイン大統領)は北朝鮮と対話するべきと主張するのか?」「文在寅のせいで平昌五輪が中止になったら責任を取ってね。あれほど願っていた五輪なのに。文在寅も朴槿恵(パク・クネ前大統領)と同じ。自分勝手な大統領だ」「ワームビア氏が拉致された時、韓国の政治家らは無関心だった。結局はそのツケが回ってきた」などと韓国政府に対する不満の声もみられた。(翻訳・編集/堂本)