『メアリと魔女の花』の米林宏昌監督が宮崎駿監督についてコメント

写真拡大

『思い出のマーニー』(14)の米林宏昌監督が、スタジオジブリ退社後に新天地・スタジオポノックで手がけた第1回長編監督作『メアリと魔女の花』(7月8日公開)のスペシャルトークイベントが、6月22日に六本木ヒルズアリーナで開催。杉咲花、神木隆之介、小日向文世、佐藤二朗、遠藤憲一、大竹しのぶ、米林宏昌監督、西村義明プロデューサーが登壇した。米林監督は完成した映画をスタジオジブリにもっていったが、宮崎監督から「俺は観ない」と言われたと明かした。

【写真を見る】杉咲花、ドレスアップした全身ショット

米林監督は「宮崎監督は観てくれなかったですが、『よく頑張った』と言っていただきました。(映画の完成が)遅れに遅れていて、すごく心配してくれていたので、無事報告することができてうれしかったです」と感謝した。

西村プロデューサーによると、高畑勲監督と鈴木敏夫プロデューサーは観てくれたそうだ。「鈴木さんは、開口一番『よく頑張った』と。『ジブリの呪縛から解き放たれるとお前らもこういうのを作るのか』と。『いい作品を作ったね』と言ってくれました。また、高畑さんはファンタジー映画が嫌いな人ですが、すごくほめてくれて『好感のもてる映画です』と言ってくれました」。

ちなみに完成した映画には、「感謝」というクレジットで、宮崎駿、高畑勲、鈴木敏夫の名前が入っている。

米林監督は、声優陣のアフレコについて絶賛した。「予想を超えるくらい画を膨らませてくれました。杉咲さんのメアリは、ウソもついちゃうし、調子にのって失敗しちゃう。演じる方によっては嫌われちゃうキャラクターになるかなと思ったけど、すごく魅力的で応援したくなるキャラクターになりました」。

杉咲は「メアリはいつも失敗しちゃうけど、そんな姿がいとおしくて応援したくなる。メアリといっしょに、自分も一生懸命になることが大事なのかなと思ってアフレコで熱演させていただきました」と熱い思いを口にした。

『メアリと魔女の花』は、禁断の魔女の花によって不思議な力を手に入れた少女メアリの冒険を描くファンタジー。西村義明プロデューサーと米林監督は『借りぐらしのアリエッティ』(10)や『思い出のマーニー』に続き3作目のタッグを組んだ。【取材・文/山崎伸子】