VOCE炎上で考える。「若いね!」と言われて喜ぶ女性、怒る女性

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<みきーるの女子マインド学>

 女性向け美容誌「VOCE」(講談社)がWeb版に掲載した「女の市場価値はいくつまで?『男は普通の27歳と美人の33歳、どっちと付き合いたい?』」がネット上で「女性の価値を年齢で判断している」など批判の声を多く集め、編集部は記事を削除し、謝罪文を掲載しました。

 このように、女性と年齢はナイーブな関係にあるようです。

 以前勤めていた会社に、「ボク、女性に会うとどうしても年齢訊(き)いちゃうんだよね〜」という男性がいて、皆に疎(うと)ましがられていました。どうやら、とても子どもっぽい好奇心からだったようですが、“年齢”の受け止め方って本当にさまざまで、デリケートなものだと思います。

 たとえばあなたは、「若いね!」と言われると嬉しいですか? それとも気まずいですか?

◆「私、40なの!」とはしゃぐ女性

「友だちとダイニングバーで飲んでいたら、隣のテーブルで数人の女性が誕生会をしていました。主役はどうやら40歳になったらしい女性。年相応に見えました。

 ところが彼女、同席していた後輩女性や店員さんにまで“私、40なの! 40!”と連呼していて、引きました。そのあとに、“見えませんね!”と言ってほしいオーラがバリバリだったんです。本当は40になりたくなかったんでしょうね……」(マミさん・32歳)

◆「若いころは美人だったろうね」と言われて

「仕事先の年下女性に、“ユカさんって、35歳でしたっけ? うちの社長が、若いころは美人だったろうねって言ってました!”と言われて脱力しました。別に私は若いと言いたいわけではないけれど、単に美人ですね、じゃダメなのかと(笑)」(ユカさん・35歳)

◆「若いって言われても嬉しくない」

「悪気はないんだろうし、ほめてくれているのだろうけど、年上の女性に“まだまだ若いわよ!”とか“じゅうぶん可愛いわよ!”とか言われて居心地悪く思っています。

 大人として順当に年を重ねてきたと思うし、そういう自分に誇りもあるのに、なぐさめるようなことを言われると、腹立たしくさえ思えます」(サツキさん・36歳)

◆「若さ=絶対的価値」とするのはもう限界がありそう

 人が“年齢”を知りたいと思うのは、人物像を補完するためでもあります。

 単に「山田さんっていう女性がいて」よりは、「山田さんっていう30くらいの女性がいて」のほうが、「仕事もこなれてきた年齢の、大人の女性」といった像が結びやすいし、「その年頃なら、こういう気持ちなはず」などと類推して話がしやすかったりするのでしょう。

 また、「自分が同じ年頃のときはババア扱いされて悔しかったから、私はそういう言い方はすまい」とか、「自分もいつか行く道だから、老けてますねとか本当のことを言うのはやめよう」とか、それぞれの思いやりも働くのだろうと思います。

 ただ、いずれにしろ「若さ=絶対的価値」として、そこにすり合わせて行くやり方は、もう限界がありそうです。

「若く見えるから素敵ですね」じゃなくて、素敵だと思うなら「素敵ですね」だけでいいのでは。また、言われるほうもあまりキリキリせず、「ああ、ほめてくれようとしたんだな」とか、ほんわり受け止めるやさしさが重要です。

 さて、もう一度。

 あなたは「若いね!」と言われると嬉しいですか?

<TEXT/みきーる>
【みきーる】著書に『ジャニヲタあるある』(アスペクト)、『ジャニ活を100倍楽しむ本!』(青春出版社)他。Twitterアカウント:@mikiru 公式ブログ:『ジャニヲタ刑事!』