サニーデイ・サービス 田中 貴のラーメン狂想曲 Japanese soba noodles 蔦(スペシャルコラボ)

 

ラーメン好きミュージシャン田中 貴(サニーデイ・サービス)さんが気になるラーメン店を訪問し、一杯の味わいを一曲に例える当コラム。今回は4年前に紹介した「Japanese soba noodles 蔦」が再登場! ホフディラン・小宮山雄飛×サニーデイ・田中 貴×蔦・大西祐貴による一夜限り、奇跡のスペシャルコラボラーメンを紹介します。

 

田中 貴

2008年に再結成を果たし、以来ライブを中心にマイペースながらも精力的に活動を続けるサニーデイ・サービスのベーシスト。8月27日には、19年振りとなる日比谷野音でのワンマンライブを開催! ファン待望のイベントにつき、チケットは即日完売だった。

 

きっかけは二十年来の戦友からの突然の一言

ラーメン店として初のミシュラン一ツ星を獲得し世界的な名店となった蔦は、いまや、シンガポール、台湾、香港に進出するほどの大躍進を遂げている。しかし日本では、大西祐貴店主の目が届く杯数しか作らないというこだわりから、巣鴨の1店舗のみの営業。そのため、朝7時から整理券が配られるほどの人気だ。今回、そんな超難関の一杯をライブ会場で提供するという贅沢なイベントを開催することになった。

 

そもそもは、デビュー20周年記念ライブを行うホフディラン(以下:ホフ)から、サニーデイ・サービス(以下:サニーデイ)に出演オファーがあったことから始まった。ホフといえば、僕らのちょいあとにデビュー。90年代の野外ライブイベントでは、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTやカジヒデキという同世代アーティストたちといつも一緒で、競い合い、互いに切磋琢磨した戦友みたいな仲間。

↑大西店主がミシュランの星を獲って情熱大陸に出たり、雄飛くんがカレーの本を出して「世界ふしぎ発見!」に出たり、俺がラーメンの本を出して乃木坂46とTV番組やったりするなんて誰が考えていただろう。未来って想像の遥か上をいくんだぜ!

 

そのホフの小宮山雄飛くんが「せっかく僕と田中くんがいるんだからカレーとラーメンで何かできないかな?」と突然ひと言。

 

本も出すほどカレーマニアな雄飛くんにそう言われたら協力しないわけにはいかんと、ダメ元で大西店主に連絡。するとなんと「T.T.(ティーティー、僕の通称)の頼みだったらやるよ」とふたつ返事でOKしてくれたのだ。

 

友情と友情をつなぎ合わせた奇跡の一杯がここに完成!

今回大西氏に頼んだのには訳がある。僕と大西氏とは、蔦を開く以前、別の店で修行中の頃からの仲。彼の才能に惚れ込んだ僕は、ラーメン評論家が見向きもしない閑古鳥の鳴くその店に通い続け、いろんな試作も食べさせてもらい、日々あーでもないこーでもないとやりあっていた。そのなかにとてつもなくウマいカレーラーメンがあったのを覚えていたのだ。

↑まぜそばスタイルだが、僕の希望で出汁を感じられるようスープ多め。滑らかな細麺は若干固めに茹で上げ、しなるような食感

 

3人での打ち合わせを重ね、この日は第2回目の試作。大西氏渾身の鶏スープと自家製麺。スパイスのブレンドには雄飛くんからも提案が出される。原価度外視の絶品カリーsobaは、いきなりの完成度で、僕はただウマイウマイと食ってただけ(笑)。でもそのぶん、最高のライブで盛り上げるぜ! 乞うご期待!

 

<この一杯からはこんな音色が聴こえてきた!>

ホフディラン 「学園白書 キミのカオ・僕の好きな人・文通しよう」

ノリノリ、爆笑、ホロリと、ホフの最高な要素がバッチリ詰まった大傑作マキシ・シングル。「僕の好きな人」にはラーメンって歌詞も出てきて、本当にグッとくるんだよなぁ……。

 

<コラボラーメンはこのイベントで提供!>

ホフディラン〈20周年最後の晩餐〉

日時:2017年7月2日(日)

会場: TSUTAYA O-EAST

時間:15:00開場、16:00開演

出演:ホフディラン、サニーデイ・サービス、真心ブラザーズ、 仲井戸 麗市(スペシャルゲスト)

料金:1階立見 6300円(ドリンク代別)

※カリーsobaを食べるには、事前にカリーsoba付のライブチケットが必要だが、すでに完売

 

取材・文/田中 貴 撮影/黒飛光樹(TK.c)