台湾、養殖ヒラメの繁殖に成功  量産化への期待高まる

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(台東 22日 中央社)養殖技術の進歩により、これまで台湾が輸入に頼っていたヒラメの量産化が現実味を帯びてきた。

水産試験所東部海洋生物研究センターの何源興主任によると、亜熱帯に属する台湾では、冷水域に棲息する魚の養殖は難しいとされており、ヒラメやサケなどの輸入額は年間で100億台湾元(約365億円)に達している。台湾での養殖が可能になれば、輸入への依存が緩和される上に、養殖業の振興による雇用機会創出も期待されるという。

同センターでは2014年に韓国からヒラメの稚魚を輸入し、育成と研究を進めてきた。水深57メートルから汲み上げた海水を水槽に入れ、水温や塩分を一定に保ちつつ、人工飼料を与えて育てたところ、当初体長9センチ・体重10グラムだった稚魚は順調に成長、今年3月には成熟した個体の自然産卵に成功した。亜熱帯地域では前例を見ないという。

何主任は、順調に行けば年内には量産技術の確立が見込め、早ければ3年後にも稚魚の供給が可能になるとの見方を示している。

(盧太城/編集:塚越西穂)