Appleが「iPhone8」の指紋認証用Touch IDセンサーを有機EL(OLED)ディスプレイに埋め込む技術的な方式を決定できずにいる模様です。アメリカの金融機関Cowen and Companyのアナリスト、ティモシー・アーキュリー氏のレポートを入手した米メディアAppleInsiderが報じています。

OLEDディスプレイへの指紋センサー埋め込み、解決策は3つ

「iPhone8」の指紋認証用のTouch IDセンサーの位置について、以前、ディスプレイに埋め込まれるか、本体背面のAppleロゴの下に配置されるかという点が注目を集めましたが、最近のリーク情報などから、現在はOLEDディスプレイに埋め込まれるとの予測が主流となっています。
 
ティモシー・アーキュリー氏によると、Appleは、「iPhone8」のTouch IDセンサーをディスプレイに埋め込むことは決定したものの、ディスプレイに埋め込む技術的な解決方法が確定できていない模様です。
 
解決策として考えられているのは、以下の3つだそうです。
 

Touch IDセンサー部分のディスプレイのカバーガラスを薄くする

 

Touch IDセンサー部分に微細な穴をあけて、光学センサーか超音波センサーで指紋認証を行う

 

静電容量式または赤外線で指紋を読み取れるフィルム型センサーをディスプレイに埋め込む

 
アーキュリー氏は、Appleがどの方法を選択しても「iPhone8」の発売は例年より1カ月から2カ月程度遅くなると予測しています。
 
なお、アーキュリー氏は今年4月、Touch IDセンサーを本体背面に埋め込む可能性が検討されている、とのレポートを発表して注目を集めています。

「iPhone7s/7s Plus」もiPhoneの販売台数を押し上げ

アーキュリー氏は2017年7〜9月の四半期、iPhoneシリーズの販売台数は4,600万台程度と予測しており、これは、ウォール街のアナリストたちのコンセンサスとなっている4,700万台から4,800万台を下回っています。

 
同氏は、ホリデーシーズンだけでiPhoneシリーズは約9,000万台が販売されると考えており、Apple株の目標株価を今後160ドル(現在は約145ドル)まで上昇する、と強気の投資判断を下しています。
 
 
Source:AppleInsider
(hato)