全国に相談室と無料の電話相談を開設する日本産業カウンセラー協会の集計によると、2016年度の相談件数は2年連続で1万件を超え、最大の悩みは「職場の問題」であることが明らかとなった。

 2016年度の対面による相談件数は4567件(男性2206件、女性2361件)、無料電話相談「働く人の悩みホットライン」は5671件(男性2784件、女性2887件)となった。

 合計の相談件数では昨年より418件減少したものの、2年連続で1万件を超える1万238件の相談が寄せられた。

 年代別に見ると、対面による相談と電話相談のいずれにおいても30代〜50代の企業中間管理職層にあたる年代からの相談が全体の約8割を占める結果となった。

 30〜40代の相談者からの相談内容を見てみると、対面による相談では「自分自身のこと」についての相談が32.9%と最も多く、 その内訳として自分自身の「生き方」(35.0%)、「性格」(30.9%)、「人間関係」(19.9%)の順となった。

 一方、 電話相談では「職場の問題」についての相談が44.8%と最も多いという結果になり、その中でも「人間関係」が48.1%で最も多く、2人に1人は「職場の人間関係」で悩みを抱えていることが分かる。

 対面による相談は前年度と比べると1.1%減だった。利用者全体の相談内容を分野別にみると、「職場の問題」が31.8%と最も多く、次いで「自分自身のこと」(31.0%)、「家庭の問題」(13.8%)となった。

 この「職場の問題」に関する相談内容は「仕事のこと」42.3%、「人間関係」40.0%で8割を占めた。

 電話相談は前年度と比べると7.1%減だった。利用者全体の相談内容を分野別にみると、「職場の問題」が42.1%と最も多く、次いで「自分自身のこと」(21.7%)、「キャリアカウンセリング」(15.1%)となった。

 この「職場の問題」に関する相談内訳は「人間関係」47.7%「仕事のこと」28.0%、「職場環境」9.8%となった。

 調査は、2016年4月1日〜2017年3月31日、全国37の相談室(対面相談)の相談4567件と無料電話相談「働く人の悩みホットライン」の相談5671件の内容を集計した。