米首都ワシントンの国務省で米中の外交・安全保障対話に出席した両国の閣僚ら(2017年6月21日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】米中の閣僚による初の「外交・安全保障対話」が21日、米首都ワシントン(Washington D.C.)で行われた。終了後の記者会見でレックス・ティラーソン(Rex Tillerson)米国務長官は北朝鮮に対する圧力強化を中国側に要求。ジェームズ・マティス(James Mattis)米国防長官は北朝鮮からの解放後に死亡した米学生に言及し、北朝鮮の対応を非難するとともに米国の我慢は限界に達しつつあると警告した。

 ティラーソン長官は会見で、北朝鮮は米国の「安全保障上、最も脅威」になっていると指摘。「中国は地域の情勢を一段と緊迫化させたくないなら、北朝鮮に対する経済的、外交的圧力を大幅に強化する責任がある」と述べた。

 一方、マティス長官は、北朝鮮当局に1年半にわたり拘束され脳に深刻な損傷を負った状態で解放された後、19日に死亡した米学生オットー・ワームビア(Otto Warmbier)氏(22)に触れ、「健康な若い男性がそこ(北朝鮮)に行って、いたずら程度のささいな悪事を働いた後、死んだような状態で帰ってきた。法と秩序、人類、そして人間に対する責任、これらに対するどんな理解も超えている」と強く非難した。

「何度も挑発行為に走り、ルールを無視して無責任なことを繰り返す北朝鮮に、米国民はいら立ちを募らせている」とも述べた。

 対話では北朝鮮問題の他に、中国による南シナ海の軍事拠点化なども議題に上った。
【翻訳編集】AFPBB News