ベンダース監督最新作は男女の会話劇

写真拡大

 第73回ベネチア国際映画祭コンペティションに正式出品されたビム・ベンダース監督最新作「Les beaux jours d'Aranjuez」が、「アランフエスの麗しき日々」の邦題で12月から日本公開されることが決定した。ベンダース監督にとっては、初のフランス語作品となる。

 ベンダース監督が「100%思いのままに撮った生涯で初めての映画だ」と自信をにじませる本作は、作家ペーター・ハントケの戯曲を映画化。ベンダースとハントケのタッグは、「3枚のアメリカのLP」(1969)、「ゴールキーパーの不安」(71)、「まわり道」(75)、そして「ベルリン・天使の詩」(87)に続く5度目のコラボレーションとなっている。

 風が吹く麗しい夏の日を背景にした物語は、広々とした平原の遠くにパリのシルエットが見える木陰のテラスというシチュエーションで展開。全編にわたり、ある男女が織り成す会話劇で構成されている。性的体験、子ども時代の思い出、それぞれの記憶、夏の本質、そして男女の違いなど、2人の対話は決闘、あるいはQ&Aゲームのような印象を見る者に与える。

 「アランフエスの麗しき日々」には、「ヒポクラテス」でフランスのアカデミー賞と言われるセザール賞で助演男優賞を受賞したレダ・カティブのほか、ソフィー・セミン、イェンス・ハルツ、ニック・ケイブが出演している。12月から東京・YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開。