19日、華字メディア・日本新華僑報網は「日本に数万社ある老舗企業、その影響は想像を超える恐ろしさだ」と題した記事を掲載した。写真は京都。

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2017年6月19日、華字メディア・日本新華僑報網は「日本に数万社ある老舗企業、その影響は想像を超える恐ろしさだ」と題した記事を掲載した。2016年までの統計で、日本では創業から100年続く老舗企業の数が2万社を超えている。

日本では100社につき1社は創業100年の企業ということになり、さらに創業200年を超える企業は世界全体の半数を超える。その中には、578年創業の金剛組や705年創業の西山温泉慶雲館など、創業1000年を超える例まである。

一方、中国では創業100年を超える老舗は両手の指で数えられるほどしかない。しかも、その伝統の内実はかなり甘く見てのこと。日本と中国で老舗企業のありさまがこれほど違ったものになったのはなぜか。

創業1300年となる慶雲館の主人は、「経営が難しい時にすべきことは、維持するということではなく、チャレンジすることだ」と話す。今日は昨日よりも、明日は今日よりも、絶対によくするという姿勢で、「先祖から受け継いだものを守ると同時に、慶雲館をよりよく残すことだ」という。では、「先祖から受け継いだもの」とは何か。

老舗企業の多くは中小企業で、資金力や企業としての体力は大企業には及ばないが、長年にわたって一つの製品、あるいは一つの技術や技法に専心し、その分野での絶対王者として君臨し続けてきた。日本の中小企業の中心は優れた職人であり、世界的な大企業にとってさえもなくてはならない存在になっている。

品質を追求し、信頼を裏切らない匠(たくみ)の精神こそが日本企業の長寿の秘訣(ひけつ)だが、その精神は単に老舗企業を生み出すだけでなく、日本という国や日本人の国民性の土台にもなっている。(翻訳・編集/岡田)