えっ……マジ!? 「年収400万円以上」の20代未婚男性はたったの●%
結婚相手の男性に求める重要な条件のひとつでもある「年収」。高ければ高いに越したことはありませんが、婚活市場で「高年収」を求めるのは厳しいかも……。この記事では、未婚男性×年収500万円の割合や年収で相手を選ぶときの注意点、年収別の男性の特徴、納得のいく結婚をする秘訣について、婚活・女子力アップコンサルタントの澤口珠子さんに解説してもらいました。
■婚活市場で年収400万円以上の男性は絶滅危惧種?
みなさん、結婚相手に望む年収はいくらですか? 高いに越したことはありませんが、それに比例して、結婚へのハードルも高くなってしまうかもしれません……! ここでは、独身女性の赤裸々な本音や独身男性のリアルな年収についてご紹介します。
◇結婚相手の年収はいくらが理想?
結婚相手に望む年収について、独身女性に話を聞いてみました。
・300万円未満……4.2%
・300万円〜400万円未満……20.0%
・400万円〜500万円未満……29.5%
・500万円〜600万円未満……14.7%
・600万円〜700万円未満……12.6%
・700万円〜800万円未満……5.3%
・800万円〜900万円未満……3.2%
・900万円〜1000万円未満……2.1%
・1000万円以上……8.4%
(※)有効回答数100件。単数回答式。
年収400万円〜500万円未満が1番多い結果になりました。しかし、世の中に年収400万円〜500万円未満の独身男性はどのくらいいるのか気になりますよね。次に、くわしい割合を見ていきましょう。
◇年収400万円〜500万円未満の男性の割合って?
キャプション:20・30代未婚男性の年収の分布
明治安田生活福祉研究所が2016年に発表した20・30 代未婚男性の年収の分布によりますと、年収400万円〜500万円未満は20代男性で6.0%、30代男性で19.1%というデータが出ています。ちなみに年収400万円以上の未婚男性は、20代男性で15.2%、30代男性で37.4%というデータに。女性が結婚相手に希望する年収と、実際の男性の年収にはかなり開きかあるという厳しい現実があるようです。
■年収で相手を選ぶときの注意点
次に、年収で相手を選ぶときの注意点について、くわしくご紹介します。
☆圧倒的に数が少ない
先ほどもお伝えした通り、年収500万〜600万円の30代独身男性は、わずか6.2%。女性が結婚相手に望む年収と、実際の男性の年収には、大きな開きがあるという現実をまず知りましょう。
☆競争率が激しい
高年収の独身男性は、婚活市場において圧倒的な売り手市場。婚活市場では、恐ろしい争奪戦が繰り広げられています。若くて芸能人のように美しいなど、あなたに魅力的な「ウリ」がない限り、マッチングは難しいでしょう。
☆同等の対価を求められる
相手の高年収と引き換えに、あなたは何を男性に与えられるでしょうか? すべては鏡の法則です。あなたが男性に高年収を求めるなら、男性もあなたに対価を求めるのは自然なことですよね。
■【年収別】男性の特徴と女性に求めるもの
次に、男性の特徴を年収別にチェックしてみましょう!
◇年収300万円
☆特徴
年収300万円の場合、中小企業の正社員や非正規雇用の職業に就いている男性が多いです。また、雇用が安定しづらいのも特徴です。妊娠や出産などで、女性が働けなくなる期間が続くと、金銭的に不安になる可能性があります。
☆メリット
共働き前提の結婚なので、家事育児に協力してもらいやすいです。2人でがんばって家庭を築くという共通認識が生まれます。
☆結婚相手に選ぶ女性
結婚は共働き前提なので、男性と同じように働いてくれる女性を求めます。世帯年収600万円がひとつの目安でしょう。
◇年収500万円
☆特徴
一部上場企業の正社員、社労士や栄養士、薬剤師などの資格業、また、公務員など、安定した職業に就いている男性が多いです。しかし、男性のみの収入に頼ると、家計に対して不安を覚えることも。
☆メリット
安定した職業に就いている男性が多いので、経済的に安心感があります。ただ、業績悪化によるリストラなどの不安要素もあるので、100%安心というわけではありません。
☆結婚相手に選ぶ女性
共働きで、家計を助けてくれる女性を求める傾向があります。女性側が産休や育休を習得できる正社員なら、よりプラスの要素になります。
◇年収600万円
☆特徴
一部上場企業など、大手企業の正社員のほか、公認会計士や税理士、管理薬剤師などの安定した資格業に就いている男性が多いです。ただ、年収500万の男性同様、収入源が男性のみの場合、絶対安心とは言えません。
☆メリット
年収500万の男性よりも、若干余裕のある生活を送ることができます。ただ、業績悪化によるリストラなどの不安要素もあります。
☆結婚相手に選ぶ女性
できれば外に出て働いて、家計を助けてくれる女性が理想です。経済観念がしっかりしていて、家計を安心して任せられる女性を好みます。
◇年収800万円
☆特徴
大手の一部上場企業の中でも、 金融系、電気やガスなどのインフラ系、専門職などが多いです。責任のある役職の人が多いので、仕事のストレスも甚大。転職などで、年収がガクッと下がる可能性もあります。
☆メリット
年収500〜600万の男性よりも、かなり余裕のある生活が送れます。ただ、業績悪化によるリストラなどの不安要素もないとは言い切れません。
☆結婚相手に選ぶ女性
責任のある立場を任せられている男性が多いので、残業や休日出勤など、仕事に理解のある女性を選びます。また、経済観念がしっかりしていて、貯蓄や子どもの教育、親戚付き合いなど、家庭を安心して任せられる女性が理想です。
◇年収1000万円
☆特徴
外資系金融、コンサル、マスコミ、広告代理店、ほかにも、医師、弁護士、自営業、会社経営者などが多いです。とにかく仕事で忙しく、時間がありません。また、年収が高い既婚男性はモテるので、結婚後に浮気をする可能性も。
☆メリット
男性の収入だけで十分暮らしていけるので、共働きを絶対条件として求められません。
☆結婚相手に選ぶ女性
男性が家族に費やす時間がないため、ひとりの時間や子どもだけの時間を楽しめる、精神的に自立している女性を選ぶ傾向があります。男性が仕事に集中できる環境をつくり、家庭全般を任せられる良妻賢母、かつ、男性の仕事の相談に乗ったり、アドバイスをできるような賢い女性を好みます。
■納得できる結婚をするために必要なこと
最後に、納得できる結婚をするために必要なことをご紹介します。
☆自分の人生をまず考える
結婚は、人生をより豊かにする手段に過ぎません。それなのに、大切な自分の人生を結婚相手である他人にすべて委ねることは危険だと思いませんか? 婚活をする前に、「自分の人生をどう生きたいのか?」ということをしっかり考えましょう。
☆条件で選ばない
結婚前に求めていた条件が白紙になっても、その男性とともに一生がんばることはできますか? たとえば、年収1000万稼いでいた男性が、リストラにより無一文になるなど、結婚前に求めていた条件が変化することも。大切なことは、条件よりも男性を人として好きか、尊敬できるか、一緒にがんばりたいと思える人かどうかです。そのことをしっかりと肝に銘じましょう。
☆お互いを思いやる
恋愛感情は、長く持って3年と言われています。恋愛感情がなくなったあとに残るのは、家族としての情やお互いへの敬愛、思いやりです。結婚は毎日続く日常なので、たとえ年収が高くても、思いやりのない男性との結婚生活は、後悔しか残らないでしょう。
■まとめ
条件ばかりに目がいって、視野が狭くなっていませんか? 年収が高ければ、金銭的な不安は減りますが、それも絶対的なものではありません。大事なのは、この先ずっと夫婦として一緒にいられるかということ。その点をしっかり踏まえた上で、婚活をしてみてくださいね。
(監修:澤口珠子)
※画像はイメージです
※マイナビウーマン調べ
調査日時:2017年5月17日〜5月18日
調査人数:100人(24歳〜34歳の女性)