大トロ、中トロ、赤身の3色のせた「天売産メジマグロ丼」(数量限定2300円)

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羽幌港中央ふ頭から高速船とフェリーの2隻で結ばれている焼尻島と天売島。高速船なら約35分で先に焼尻島に着き、さらに30分弱で天売島へ。それぞれ特徴あふれる手つかずの自然が色濃い北の離島です。今回は「海鳥の楽園」と呼ばれる天売島へ上陸。お楽しみは、何といっても新鮮な魚介類。現役漁師さんが自ら捕った海の幸を食べさせてくれる食事処で、絶品ランチを楽しみましょう!(両店ともお昼営業のみなのでご注意ください)

天売名産で大型のカレイ、赤ガレイの天ぷらをのせた「赤ガレイ天丼」(1100円)

■ 【めし処 漁師の店 海友丸】マグロ漁に魅せられた漁師さんの店でマグロ丼を堪能

店名は漁師歴約40年の店主・三浦順一さんが操る漁船の名前から。注目は水揚げ後、一晩寝かせて脂を魚体全体に行き渡らせてから-60℃で超冷温凍結させたメジマグロ。生と変わらぬおいしさを、大トロ、中トロ、赤身の3色のせた「天売産メジマグロ丼」(数量限定2300円)で味わえます。ごはんと一緒に頬ばると、口の中いっぱいにサラッとした脂の旨味が広がりました。

また天売名産で大型のカレイ、赤ガレイの天ぷらをのせた「赤ガレイ天丼」(1100円)もオススメ。ふわふわして甘みある天ぷらは、堪えられないおいしさでした。そのほか6月〜8月限定のお楽しみ・生ウニのほか、多彩な海の幸が堪能できます。

マグロ漁に憧れ、父の背中を追って天売の漁師の道へ進んだ三浦さん。かつては300kg超の本マグロを揚げたことも。現在は、本マグロの幼魚・メジマグロやホッケ、ソイ、真ダラ、赤ガレイ、ズワイガニ、ウニ、タコ、真イカ、甘エビなどなど天売沿岸で捕れるほとんどの魚介を捕り、加工、販売、そして食堂と、奥さまの真理さんと一緒に何足ものわらじを履いています。食堂や直売所は、フェリーターミナルの目の前です。

■住所:羽幌町天売弁天154 ■電話:01648・3・5611 ■営業時間:11:00〜14:00 ■休み:6月〜8月は無休、5月、9月は連休と土日のみ営業、10月〜4月末まで休業 ■席数:65席(喫煙可)

■ 【炭火海鮮番屋】新鮮な海の幸はシンプルな炭焼きが旨い!

続いてご紹介するのは、フェリーターミナルから徒歩10分ほどの高台に立つ漁師小屋「番屋」風のお店。店主の大友悌彦さんはウニ、タコ、真ダラ、カレイ、ズワイガニ、毛ガニなどを捕る現役漁師さん。

店内にはズラリと炭火焼きの炉が並び、単品から注文できる季節の魚介をBBQ風に自分たちで焼いて味わうことができます。天気のいい日は、テラス席で海を眺めながらジュ〜ジュ〜するのも格別!

仲間の漁師さんが育てる4年ものの活ホタテ、大友さんが捕って加工した自家製のカレイ一夜干し(ともに1枚330円)など、焼き物はどれも新鮮そのもので旨味たっぷり。ウニ、活ホタテ、青ツブ、カレイ、イカなど季節の焼き物5品にミニウニ丼かミニ海鮮丼が付くセットメニュー(3000円)がオススメです。メニューには定食や丼、麺物など焼き物以外も並んでいます。ホタテ、タコ、エビ、サーモン、カレイ、イクラなどのネタ6〜7品がのった「番屋海鮮丼」(1820円)は、ボリュームたっぷりでお得。プリップリのネタが口の中で躍りますよ!

大友さんと、奥さまの百里子さん、娘の愛理さんほか家族で切り盛りしているアットホームな雰囲気も魅力です。

■住所:羽幌町天売弁天68 ■電話:01648・3・5714 ■営業時間:11:00〜15:00頃 ■休み:不定 ※10月〜4月末は休業 ■席数:57席(喫煙可)

【北海道ウォーカー編集部】