「生まれる場所で運命が決まる」というのは大げさなことではなく、世界中でも住む地域によって人生のあり方は大きく変わります。では、「世界で一番住みやすい国はどこなのか?」ということを考えるアニメーションムービー「What's The Best Spot To Live On Earth?」が公開されています。

What's The Best Spot To Live On Earth? - YouTube

もしも地球上のどこにでも住めるとすれば、世界一住みやすい国とはどこでしょうか?



寒い場所や暑い場所など、季節の好みは人によって異なるものです。



さまざまな好みを考慮したとしても、長く、平和に、幸せに住める場所が「住みやすい国」というのはコンセンサスがあるはずです。



何歳まで生きられるのかという、いわゆる平均寿命(平均余命)は大切な要素の一つです。



良い薬、良い住まい、それらの背景にある快適性が、平均寿命に大きく影響することが分かっています。



端的に言えば、経済的に豊かで、医療サービスが充実しており、健康的な食にありつける国が、長寿国になりやすいことが分かっています。



平均寿命のトップはモナコで85歳。これに83歳の日本と香港が続きます。



しかし、何歳まで生きられるのかは、災害や戦争などによって大きく変わり得ます。世界でも有数の安全な国として知られる日本ですが、地震や津波などの被害の多さを考えると、最も住みやすい国とは言えません。



東南アジアなどの南国も同じ。



地球温暖化による海水面上昇で消滅する可能性がある場所は、たとえ平和であっても世界一住みやすい国の候補地からは外れます。



安定した住環境を支えるインフラも重要です。



嵐などの気候の変化に対抗できない住環境では、世界一の住みやすい国には選ばれません。



サウジアラビア、カタールなどを例に挙げてみましょう。これらの国自体は安全で豊かかもしれませんが……



中東情勢次第ではトラブルに巻き込まれる可能性があるため、世界一住みやすい国にはなりません。



世界平和指数のランキングでは、アイスランド、デンマーク、オーストリアが世界で最も平和な国々とされています。とはいえ、「幸せ」の基準は国によっても人によっても異なるため、扱うのが難し指標と言えます。



そこで、国連の科学者が、「富」「平均寿命」「腐敗」「社会扶助」「自由さ」「(寄付をする)寛大さ」という6つの指標を提案しています。



この指標をもとに150カ国以上の国や地域をスコア化すると、上位に来るのはノルウェー、デンマーク、アイスランド、スイスです。



その中でも多くの科学的な研究で、最も上位にきやすい国はアイスランドです。



幸せで平和であるだけでなく、平均寿命でも上位10カ国にランクインし、自然災害の発生する可能性が低いことで知られています。



ではアイスランドが世界一かと言えば、「世界一かもしれない」というのが答えです。



人には誰しも人生において譲れない、大切なことがらがあるものだからです。例えば「インターネットが何より大切」という人であればITインフラ環境が「世界一住みやすい国」を決める上で重要になってくるかもしれません。