仙台を相手に1得点をマークした中野。しかし、本人としては納得の出来ではなかったようだ(写真は昨年)。写真:竹中玲央奈

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[天皇杯2回戦]筑波大 3-2 仙台/6月21日/ユアスタ

 J1の仙台を相手に大金星を挙げた筑波大の攻撃陣を牽引したのが、ジュビロ磐田に来季新加入が内定している中野誠也だ。

 開始6分に三苫薫のゴールで先制すると、その後はやや受け身となったチームをリードするように、カウンターからたびたびドリブルで持ち上がり敵陣へと押し込んだ。とりわけ左サイドでキープしてからの緩急自在のドリブルは、J1のディフェンス陣を翻弄する場面も。

 そして65分には、CKからまさしくストライカーらしい巧みなヘディングシュートでゴールネットを揺らす。一時は逆転されたチームに再び活気を取り戻すゴールで、見事な逆転劇へとつなげた。

 しかし試合後、中野は大きな満足感を示すことはなかった。
「J1のチームを相手に自分的には、できない部分が多かった」

 逆に「J1相手に通用した部分は?」と問われると、「最後のフィニッシュの力や持ち込む力の強さは見せられたと思う」と語ったものの、すぐに「当たり負けしていた部分もあったので、これを機に変わっていけたらいいなと思います」と語り、勝利したとはいえ、J1レベルを肌で感じ取ったようだ。