亡き父が生前に用意してくれていた誕生日プレゼントに感涙(画像は『Chandler Mae Crow 2017年6月8日付Facebook「And him receiving it.」』のスクリーンショット)

写真拡大

「親父、いつか俺にギター買ってくれよな」―度々そう口にし長年ギターを手に入れたいと願っていた息子を残して、父は突然この世を去った。しかし父は、息子の16歳の誕生日のプレゼントにと生前にギターを購入していた。このほど思わぬサプライズを受けた息子がギターを目の前に涙したことが『CBS News』や『Fox 5 NY』など複数メディアで報じられた。

【この記事の動画を見る】

米ミシガン州に住むジョニー・クロウさんの父ジョンさんは、4月1日に心不全でこの世を去った。まだ49歳という若さだった。父の死去からおよそ2か月経った6月7日は、ジョニーさんの誕生日だった。この日、ジョニーさんは姉のチャンドラーさん(20歳)に連れられて車でポート・ヒューロン・ミュージックセンターへ向かった。

チャンドラーさんのFacebookアカウントにはその時の様子が写真と動画で収められている。目隠しをしたまま姉の車に乗るジョニーさんは、これから何が起こるのか想像もつかないようだ。チャンドラーさんはアカウントにこう綴っている。

「今日は弟の16歳の誕生日。父がいない初めての誕生日になったけど、父はいつも私たちにサプライズをしてくれる人だった。1か月前に私が弟をギターのレッスンに送って行った時、インストラクターに『見せたいものがある』と言われたの。それを見た時私はとても驚いたけど、弟の誕生日まで秘密にしてきたわ。そして今日、弟を学校まで迎えに行って目隠しをしてミュージックセンターに連れて来たの。ミュージックセンターのみなさん、父の願いを叶えてくれてありがとう。誕生日おめでとう、ジョニー。パパはきっとあなたを誇りに思っているわ。」

ミュージックセンターの経営者ピート・クルーズさんによると今年1月、ジョンさんは息子の16歳の誕生日のプレゼントにエレキギターを購入したそうだ。チャンドラーさんはミュージックセンターで動画を撮影しながら、父からのバースデーカードをジョニーさんに渡し、「ジョニー、16歳になったあなたにバースデーサプライズがあるのよ」と伝えた。

そしてスタッフらが長方形のケースをジョニーさんに差し出し中を見せると、ジョニーさんは言葉を発することなく一瞬固まったように動かなくなった。「ジョニー、パパは亡くなる前にこのギターをあなたの誕生日にと買っておいたのよ」とチャンドラーさんが告げると、ギターを見つめるジョニーさんは目から涙が溢れ出た。

ジョニーさんはDean Razorbackのエレキギターを長い間欲しがっており、ジョンさんはそんな息子の思いをよく知っていたに違いない。チャンドラーさんは「父はジョニーの音楽好きの精神を誰よりも強くサポートしていて、いつも周りに『息子はいつか有名になるぞ』と語っていたほどでした。家族のために生きた父は、弟のギターのお金をちゃんと残してくれていたんです」と亡き父のことを語った。なお、今回テックインサイトではチャンドラーさんに取材を試みたが、回答を得ることはできなかった。

チャンドラーさんが投稿したこの動画の閲覧数は1300万回を超えており、感動したユーザーからはジョンさんの冥福を祈るメッセージや、ジョニーさんの16歳の誕生日を祝う声が多数見受けられる。チャンドラーさんは「多くの人たちからの誕生日の祝いの言葉をもらって、弟はとても感動しています」と語り、ジョニーさん自身も今回の見知らぬ人々からの多くのサポートのメッセージが父を失ったばかりの自分にとって強い心の支えになったと話している。

画像は『Chandler Mae Crow 2017年6月8日付Facebook「And him receiving it.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)