21日、中国共産党系の環球時報は、北朝鮮から解放された米国の男子大学生が死亡したことについて「米国の対北朝鮮政策が試される」とする社説を掲載した。資料写真。

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2017年6月21日、中国共産党系の環球時報は、北朝鮮から解放された米国の男子大学生が死亡したことについて「米国の対北朝鮮政策が試される」とする社説を掲載した。

先週解放されて以降、昏睡状態が続いていた大学生オットー・ワームビアさんが19日に死亡したと紹介。脳に障害があったとされており、記事は米国の反応として「まだ死因についての医学的な結論は出されていないが、米国内は明らかに感情的になっている」と伝えた。

また、「米国のメディアや有識者の多くは、本件が米国政府の対北朝鮮姿勢に大きなインパクトを与え、世論もトランプ政権自身も忍耐を失い、北朝鮮に対する極限的な圧力への依存が高まる可能性があると認識している」と伝えた。

その上で「中国がとりわけ警戒しなければならないのは、米国が北朝鮮の核問題において中国に『しっかりと役割を果たす』よう促してくることだ」とし、「米中外交・安全対話が21日(米国時間)に行われるが、複雑な北朝鮮問題の局面を一気に打開しよう、ひいては米国がすべきことを中国に押し付けようというのは非現実的。局面打開に向けて中国はすでに力を尽くしており、北朝鮮への圧力に関して中国は永遠に米国の『同盟国』にはならない」と指摘している。

そして「米中両国が北朝鮮の核問題で多くの共通認識を得れば、有力な問題解決プランを導くことができる。まもなく開始する米中外交・安全対話が空論や口論の場にならないことを願う」とした。(翻訳・編集/川尻)