インテル、IoT向け小型コンピュータ3種類を静かに生産終了へ。出荷も年内完了予定

インテルが、IoT向けとして販売してきた小型コンピューター「Galileo」「Edison」「Joule」シリーズの生産を終了します。販売店などに届いた通知によると、9月ごろには注文受け付けを終了し年内には出荷を完了するとのこと。なおIoT向けの小型コンピューターモジュールすべてを終了するわけではないのか「Curie」シリーズについては生産終了の情報はありません。

GalillaoはArduino互換のワンボードマイコン、EdiosonはウェアラブルやスマートスピーカーといったIoT機器への組み込み用途を想定したコンピューター、そしてJouleはAtomを搭載しロボットの制御用、自然言語処理など、より高い処理能力を必要とする利用シーンを見越した組み込みコンピューターです。

GalileoおよびEdisonが発売されたのは2014年なので、それなりに長く使ってきた人もいる一方、Jouleは2016年10月の発売から1年にも満たない時点での販売終了決定。撤退の理由については推測するしかないものの、インテルの製品は他社に比べるとややコスト面で不利だったのも事実です。

一方、SNS方面の声を拾ってみると、必要なドキュメント類の不備や特殊なコネクタ仕様などに戸惑うユーザーもいた模様。一部にはそれを電子工作方面のユーザーへの理解力不足だとする声もありました。ただ、Raspberry Piとの争いに敗れたという結論付けについては、この秋にMinnowBoard 3の発売を控えていることを考えると時期尚早です。

ちなみに、インテルのIoTシリーズとしては非常にニッチな製品と言えるCurieチップには、記事執筆時点で生産を終了するという情報がでていません。CurieはArduino互換のGenuino 101に搭載されている実績もあり、販売を継続する模様です。

インテルはここ最近、特に自動運転方面への動きを活発化させていますが、いうまでもなく自動車は一度販売を開始すれば最低でも10年はサポートが必要な"製品"。今回の撤退劇とはまったく話が別なのを承知しつつも、自動運転車向けのサポートはあっけなくやめてしまうことのないようお願いしたいところです。