米ニューヨークの自由の女神(2016年9月27日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米ニューヨーク(New York)州は20日、結婚が可能となる年齢を現行の14歳から18歳に引き上げた。ただ、例外的に17歳でも保護者と裁判官の許可があれば結婚が認められるという。

 ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ(Andrew Cuomo)知事は「子どもたちを守り、強制結婚を防止するわれわれの取り組みの大きな一歩だ」と強調し、「ニューヨークにおける児童婚に終止符を打つこの法案に署名することを光栄に思う」と述べた。

 ニューヨーク州ではこれまで、保護者の許可と裁判官の承諾書があれば14歳から結婚が認められていた。知事室によると、2000〜2010年に同州で結婚した18歳未満の児童は3800人以上に上るという。

 法律の改正により、同州では今後18歳未満の結婚は原則禁止となる。17歳に関しては、本人の意思に反した強制結婚ではないこと、心身の健康に悪影響を及ぼさないことを裁判官が確認しなければならない。

 見合い結婚や強制結婚に反対する非営利団体(NPO)「アンチェインド(Unchained)」によると、2000〜2010年に米国内では12歳の子どもを含む約25万人の児童が結婚し、大半が少女と成人男性との結婚だという。

 知事室によると19歳未満で結婚した女性は、そうでない人に比べて高校を中退する可能性が50%高く、大学の卒業率は4分の1程度にとどまるという。また若くして結婚した人は健康上のリスクも高くなる他、高齢時に貧困に陥る危険性が31%高く、21歳以上で結婚した女性よりも配偶者から暴力を受ける恐れが3倍になるという。
【翻訳編集】AFPBB News