20日、中国のポータルサイト・今日頭条は天ぷらから日本の匠の精神が分かるとする記事を掲載した。これに対し、中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。資料写真。

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2017年6月20日、中国のポータルサイト・今日頭条は天ぷらから日本の匠(たくみ)の精神が分かるとする記事を掲載した。

記事は、天ぷらがヨーロッパから日本に伝わってきた食べ物で、江戸時代にはすでに庶民の料理になっていたと紹介。中国人からすると揚げ物は普通、肉や魚であるのに対し、日本人は「何でも天ぷらにする」と考え、ハマグリ、お菓子、アイスクリーム、卵など、さまざまな天ぷらがあると紹介した。

また、同じ揚げ物でも天ぷらは他国の揚げ物と異なり、衣が薄くて卵と冷水、小麦粉だけあればよく、材料を漬けておく必要もないとその違いを強調。天ぷらは揚げ物であるにも関わらず、食材本来の味を残しているとした。

その上で、「天ぷらの神」とも言われる早乙女哲哉氏の天ぷらに対するこだわりを紹介。エビは高温で23秒間揚げることで、衣はサクサク、中は少し生となり、食材本来の甘みを楽しめるという。

魚の天ぷらは、普通以上に長く揚げ、揚げている間は絶えずひっくり返すことで、外はサクサク、中はやわらかい食感を出していると紹介した。

そして、もしも天ぷらを食べた時に油っこく、衣がサクサクではなく柔らかいならば、それは料理人が失敗したことを意味しており、天ぷら店は多くあるものの、匠の精神を発揮している店はそう多くないと結んだ。

これに対し、中国のネットユーザーからは「匠の精神かどうかは知らないが、少なくとも天ぷらがきれいな黄色をしているのがいい。古い油を使っていない証拠だ」と、異なる観点から日本を称賛するコメントが寄せられた。

しかし、「匠の精神も流れ作業には勝てない。武士道が鉄鋼に勝てなかったのと同じだ」「単に粉をつけて揚げるだけのことじゃないか」など、あまり評価しない意見も少なくなかった。(翻訳・編集/山中)