ウォルト・ディズニーが明かす「ピノキオ」秘話

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名曲「星に願いを」でもおなじみ、ディズニーが誇る不朽の名作アニメーション「ピノキオ」。そのMovieNEXが6月21日に発売となったが、この発売を記念して、MovieNEXに収録されている約2時間半にもおよぶボーナス映像の中から、本邦初公開となる2つの映像の一部が解禁となった。

今回解禁された1つ目の映像(https://www.youtube.com/watch?v=WG4iDfPz5Y4)では、ウォルト・ディズニー自身がキャラクター製作秘話を明かしている。ディズニー・アニメーションといえば、リアルなキャラクター描写が魅力のひとつだが、その製作プロセスは実に原始的で、なんと、人間のモデルにキャラクター同様の演技をさせ、アニメーターはモデルの動きを参考にキャラクターの動きを作り上げていった。映像では、本作のストーリー・テラーで、ピノキオの暴走を止めたり励ましたりする、ピノキオの“良心”の役割を務める重要なキャラクター“ジミニー・クリケット”を、実際にモデルが演じている姿を収めた貴重な様子も垣間見ることができる。

また、ウォルトは「ピノキオ」製作における自身の役割を、スタッフたちを適材適所に振り分けることだったと語る。スタッフの中にはキャラクターの性格描写に長けた者もいれば、エフェクト向きの者もいるから、彼らの向き不向きをきちんと見極め、それぞれに合ったパートに配置し、各自の能力を引き上げていったのだ。ウォルトによれば、スタッフがいない土日に各班の作業場を回り、彼らが手がけた作画を見て回ったそう。部下たちもそのことには気づいていたようで、椅子に紙を置くなど工夫をしていたが、そこは、ウォルトが一枚上手。気づかれないように、そっと紙を元通りに戻したそうだ。ウォルトのリーダーとしての資質が伺える、興味深いエピソードだ。

また、ピノキオが、キツネの詐欺師ファウルフェローとネコの相棒のギデオンに騙されて連れて行かれる“おもしろ島”。実は、当初の名称は“まぬけ島”で、1年以上に渡るストーリー会議を通じて、“おもしろ島”に変更された。今回解禁された2つ目の映像(https://www.youtube.com/watch?v=u9X03XSmZtU)では、当時の会議の議事録から、ウォルトの声を完全再現。「“まぬけ島”では、遊ぶことで快楽の時を表現したかった」と話すウォルトの様子や、ストーリー・スケッチを笑顔で指差す貴重な姿など、「ピノキオ」の製作過程を味わうことができるファンならずとも必見の仕上がりになっている。

さらに、映像にはディズニー/ピクサー大ヒット作「インサイド・ヘッド」「カールじいさんの空飛ぶ家」で2度もアカデミー賞を受賞したピート・ドクター監督も登場。高校生の時に「ピノキオ」のVHSビデオを手に入れたというピート・ドクターは、「『ピノキオ』は、アニメーション好きにとって金字塔的な作品だ。アニメーション作品の極みだ」と、その魅力を手放しで絶賛している。

「ピノキオ MovieNEX」(4,000円/税別)は6月21日に発売、デジタル配信中。