20日、参考消息網は記事「中国高速鉄道導入に必死、国家指導者が絶対権力を行使」を掲載した。停滞が続いていた中国・タイ鉄道の着工に光が見えてきた。タイ首相が絶対権力を行使し、今年9月までの課題克服を命じている。写真は高速鉄道。

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2017年6月20日、参考消息網は記事「中国高速鉄道導入に必死、国家指導者が絶対権力を行使」を掲載した。

停滞が続いていた中国・タイ鉄道の着工に光が見えてきた。2015年末に着工式が行われたが、その後もさまざまな問題が浮上し、17年現在いまだに工事が始まっていないのが現状だ。

その問題とはタイの法律だ。外国人エンジニアはタイのインフラ建設に関わるにはタイの国家試験に合格する必要があるほか、大型プロジェクトの審査、農地転用に関する規制などが障害となって鉄道建設を阻んでいる。

このため着工式から1年半が過ぎた今もまったく前進していない。この状況に転機が訪れようとしている。プラユット・チャンオチャ首相は13日、国営メディアでプロジェクトの加速を宣言した。今年9月の訪中までにすべての障害をクリアするよう求めている。

現在の軍政権は暫定憲法44条により、プラユット首相は超法規的な命令を下すことが可能だ。「国の安全保障を脅かす恐れがある場合」との制限があるが、安全保障の中身については規定がなく、その気になればあらゆる問題で超法規的な指令を下すことが可能となる。絶対権力の行使により年内の工事開始が現実的なものとなった。(翻訳・編集/増田聡太郎)