エジプト・カイロでまた爆弾、警官ら死亡(画像は『Al Jazeera: Live News 2017年6月18日付「Roadside explosion kills Egyptian policeman in Cairo」』のスクリーンショット)

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エジプトの首都カイロで爆弾が爆発し、警察官1名が死亡、兵士3名と警察官1名が負傷した。昨年後半から勢いをみせていた「ハスム運動」と名乗るイスラム武装組織が犯行声明を出している。付近には欧米人がよく泊まる有名ホテル、モール、エジプト環境省や日本大使館もあり、治安当局も緊張を強いられているもようだ。

『Al Jazeera』によれば、道路脇におかれた爆弾が爆発して死傷者が出たのは近代的なビルが建ち並ぶマーディ(Maadi)という地区で、18日午前0時45分ごろのこと。爆弾は携帯電話のSIMカードを使用して遠隔操作されたとみられており、警察がテナントを含む付近のビルやアパートなどに聞き取り調査を行っていると内務省が発表した。その後、新勢力として恐れられているイスラム武装組織「ハスム運動(英名:Hasm Movement)」から犯行声明が出されたもよう。この事件に関して在エジプト日本国大使館領事部は19日、在留邦人および旅行者に『【緊急】【エジプト大】爆弾テロ事件に関する注意喚起』との件名で以下の通りメールを送り、注意を呼びかけた。

1.昨6月18日未明、カイロ市内のマーディ地区において、道路脇に設置された爆弾が爆発し、内務省の発表によれば、警察官1人死亡、4人が負傷するテロ事件が発生しました。本テロ事件について、ハスム運動が犯行声明を発表しています。

2.在留邦人・旅行者の皆様におかれましては、上記情勢に十分留意のうえ、テロの標的になりやすい軍・警察・司法等の政府関係機関の施設や車両、主要インフラ施設、デモ・集会等には近づかないようにするとともに、公共交通機関、教会などの外国人を含めた不特定多数の人が集まる場所においては、周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知したら速やかにその場を離れるなど、不測の事態に巻き込まれないよう安全確保に努めてください。
(以上、原文ママ)

「ハスム運動」は昨年7月にオアシスで有名なファイユームの警察署長を暗殺し、その犯行声明を出して世に名を知らしめ、9月にカザフスタンで起きた副検事総長ザカリア・アブデル・アジズ暗殺未遂事件に関しても犯行声明を発表。アジズ氏はオフィスを出て護送車に護られながら帰宅したにもかかわらず、仕掛けられた爆弾で負傷した。

画像は『Al Jazeera: Live News 2017年6月18日付「Roadside explosion kills Egyptian policeman in Cairo」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)