【ソウル聯合ニュース】韓国国防部は21日、北東部の江原道麟蹄郡で9日に見つかった小型無人機に関する調査結果を発表し、「飛行経路などを分析したところ、明白な科学的証拠により、北の小型無人機と確認した」と伝えた。5月2日に北朝鮮南東部の江原道金剛郡付近を離陸したという。これは在韓米軍が米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の主要装備を韓国南部の慶尚北道星州郡に搬入してから6日後のことだ。無人機に搭載されていたカメラ(ソニー製)にはTHAAD配備先を撮影した約10枚の写真を含む551枚が残っていた。

 国防部は無人機が見つかった当日に中央合同情報調査チームをつくり、国防科学研究所(ADD)で詳しい調査を進めてきた。同機に入力された飛行経路を分析した結果、発着地点はともに江原道金剛郡付近だったことが確認された。
 5月2日に金剛郡付近を離陸、韓国との軍事境界線(MDL)上空を越えて星州にあるTHAAD配備地の上空を旋回した。その後、北に向かう途中で麟蹄郡の山地に墜落した。これは機体に搭載されたカメラのメモリーに保存された551枚の写真が示す飛行経路とも一致する。
 無人機の飛行時間は約5時間半、飛行距離は約490キロと分析された。
 国防部は「北の行為は休戦協定と南北不可侵合意に違反する明白な軍事挑発」とした上で、「わが軍は北の今回の挑発を強く糾弾し、すべての挑発行為を即時中断するよう促す」と述べた。
 韓国では2014年3月から4月にかけても、北朝鮮が飛ばした複数の無人機が北部などで発見されている。
 国防部は「14年の無人機事件後、わが軍は小型無人機を新たな軍事脅威と見なし、防空作戦態勢を補完し、対応戦略を積極的に補強している」と説明した。小型無人機を探知、追跡、撃墜できる新型の局地防空レーダーや新型対空砲、対空レーザー兵器などを前線に早期に実戦配備する計画だ。
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