女性を盗撮してる男を注意したら、逆上され…!勝部元気さんが体験した一部始終

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 線路爆走事件をはじめとして、最近何かと物騒な話題が続いている痴漢・盗撮の問題。

 そんな折、女子SPA!連載陣の一人、勝部元気さんが盗撮犯を注意したら、暴行を受けたというのです。さっそく話を聞いてきました。

◆目の前で盗撮、その時どうする?

――駅で女性を盗撮している男性に注意したら、逆上され暴行を受けたという話を聞いたのですが?

勝部:はい。目の前で盗撮を始めた人を発見したので注意したんです。そしたら突然アゴを拳で殴られて、首を締められ、髪の毛を引っ張られました。首には傷跡も残っちゃいましたね。私は鎖骨がウリなのに(笑)

 でも、幸運にも目撃者として証言してくださった方がいたため、加害者は駆けつけた警察官に現行犯逮捕されました。

――ひえぇ…それはひどい…。怖くなかったのですか?

勝部:確かに加害者は体重が私の二倍はありそうな、大柄な人でした。おそらく、私が華奢(きゃしゃ)だから倒せると思って攻撃したんでしょうね。

 それでも恐怖心はほとんど無かったですね。勇気を出したというよりも、何も考えず反射的に行動していました。

 実は、痴漢や盗撮を止める人は女性の方が多いらしいんですよ。彼女たちは男性相手に勇猛果敢に声を上げているわけですから、「男性がもっと頑張らないとなー!」という気持ちは常に心の中にありましたね。

――その後、加害者と勝部さんで2人して事情聴取を受けたとか。結構時間がかかるという話を聞きますが…。

勝部:事件が発生してから被害届作成まで、5時間ほどでした。対応してくださった駅員さんや警察官が良識ある方だったのが幸運でした。

 それから、私が加害者への会話も含めて全て敬語で冷静に話しているのに対して、加害者のほうは興奮状態かつ命令形で話し、駅員さんや警察の方が質問したことに対してもしっかりと受け答えしていなかったんです。

 誰が見ても信頼に値する供述はどちらかが分かりやすかったのも、物事がすんなり進んだ理由だと思っています。

◆「もう一発殴られてぇのかよ!」理不尽な行動を繰り返す

――興奮状態って、具体的にどのような感じだったのですか?

勝部:最も印象的だったのが被害者意識でしたね。自分が盗撮したのに、注意されたら自分が被害者であると逆上しだしたんです。

 さらに、自分が暴行したのに被害者だと訴え、それを駅員さんが「見ていない」と言ったら「これだから役人は隠蔽するんだ!」と叫びだしました。

 警察での事情聴取では「自分が殴られた! 俺の首が絞められた!」と供述し、逮捕されて連行される際には「〇〇警察は不当逮捕した!」「日本社会の暴力行為だ!」と、まるで日本社会が加害者で自分が被害者だと訴えるようなセリフを大声で叫んでいました。

 それから警察が来るまでの間に駅員室で待機していたのですが、「もう一発殴られてぇのかよ!」「おめぇ殺したい奴の2番目!」と散々脅した挙句、いきなり私や目撃者の写真を撮ろうとしていましたね……。

 もちろん駅員さんに止められていましたが、その場にいた人が皆「この人マジで盗撮癖があるんだ」と感じていたと思います。

◆自分が加害者なのに「誘ってきたのは向こうのほうだ!」

――えええ、理不尽過ぎませんか、それ!?

勝部:ですよねぇ……でも性犯罪加害者には、このように被害者意識が強い人が多いと聞きます。たとえば、自分が痴漢をしたのに「誘ってきたのは向こうのほうだ!」と感じるらしいのです。

 無茶苦茶なんですが、そのように「自分は被害者」と主張し続けるから、証言の一貫性がないんですよ。

 痴漢や盗撮の被害に遭った時や注意した時、告発したら「証拠はあるのか!」と返され、ひるんでしまうこともあると思うのですが、とにかく冷静に対応してください。そうすれば彼らが勝手にボロを出す可能性があるので、どうかその脅しには屈しないで欲しいです。

――最後に、読者へ一言お願いします。

勝部:よく「日本は性犯罪が少ない」という声を聞きますが、それは間違いで、単に「泣き寝入り」をさせられてしまっている人が多いだけと言われています。

 先進諸国に比べて法律やその運用が未熟だったり、セカンドレイプが蔓延していたり、そしてこのように逆上して暴行する人もいるとなれば、被害に遭っても言い出せない女性が大半なのも当たり前ですよね。

 それに対抗するためには、やはり周りの誰かが立ち向かわないといけない。

 とにかく見て見ぬふりはせずに、気が付いたらやめさせることが大事だと思っていて、特に男性には「頑張ろうー!」と言いたいですね! 一人で怖い時は協力者を先に募るとか。

 また、怖くて声をかけられなければ、録画・録音・撮影等をして駅員さんに対応してもらうことも、場合によっては可能だと思うのです。

 痴漢も盗撮もない社会にするには立法や行政も重要ですが、一人ひとりが監視の目を光らせて、加害願望がある人たちに「犯行に及べない」思わせるようにしなければ、と思っています。

<TEXT/女子SPA!編集部>