20日、韓国メディアによると、韓国・ソウルの南山に根付く暗い歴史が来年、観光資源として生まれ変わる。これに、韓国のネットユーザーがコメントを寄せた。写真はソウル。

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2017年6月20日、韓国・中央日報によると、韓国・ソウルの南山に根付く暗い歴史が来年、観光資源として生まれ変わる。

ソウル市は19日、同市中区南山に「国恥の道」と「人権の道」をつくり、来年8月に公開すると明らかにした。いわゆる「ダークツアー(歴史教育旅行)コース」だ。日本植民地時代の統治機構や軍部独裁時代の中央情報部があった南山を観光地として開発するという。

「国恥の道」は韓国統監官邸跡(現ソウルユースホステル下)から朝鮮神宮(漢陽都城発掘地)に続く約2キロの区間。名前の通り“国の恥”である日本による侵奪の痕跡を振り返る歴史探訪路になるという。「人権の道」は中央情報部6国跡(現ソウル市庁南山第2庁舎跡地)から中央情報部5国跡(ソウル市庁南山別館)まで続く約930メートルの区間。この探訪路では軍部独裁時代の恐怖の空間を振り返る。

ソウル市のアン・ジュンウク特化空間造成チーム長は「南山に残っている恥辱の過去の歴史からこれ以上目を背けるのではなく、保存し再創造する」とし、「同じことが二度と繰り返されないための歴史教育の場になることを期待している」と述べた。

悲劇の歴史の現場を観光地にする「ダークツアー」は海外では一般的。代表的な例として、世界的な観光名所になったポーランドのアウシュビッツ収容所がある。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「激しく賛同する。子孫たちに正しい歴史を!」「正しい歴史認識とは歴史の明るい面と暗い面を同時に洞察することから始まる」「そうだ!そうすれば外国人観光客も学ぶことができ、日本がどういう国か実感できる」「暗い歴史、恥ずかしい歴史を積極的に教えていくべき。そうすれば二度と繰り返されない」「歴史を忘れた民族に希望はない」などソウル市の計画に賛成する声が数多く寄せられている。

また、「恥ずかしい歴史ではなく苦難の歴史だ」「恥ずかしいことではない」「歴史は運命。われわれ民族は恥ずかしいことなんてしていない」「恥ずかしがるべきなのは歴史を否定する日本だ」などと指摘する声もみられた。

そのほか「そこに安倍首相を招待し、日韓首脳会談を開催するのはどう?」と提案する声や、「暗くて恥ずかしい歴史も僕らの歴史なのだから、これ以上過去の歴史のために争うのはやめよう」と主張する声もあった。(翻訳・編集/堂本)