カーリー・クロス(Karlie Kloss) photo : Getty Images

現在開催中の世界的な広告賞「カンヌライオンズ」に出席しているカーリー・クロス。完璧な体型はないと語った。

カンヌライオンズのパネルディスカッションに参加したカーリー・クロス。モデルとして仕事をする中でボディイメージ問題に苦しんだことを明らかにした。

「エージェントから同じ日に『太り過ぎ』『痩せ過ぎ』と言われたことがあった」と告白。でもモデルとして仕事をしていく中で、体重ではなく自分の健康と体力を優先していたことも明らかに。「私は誰かを喜ばせるのではなく、自分自身が嬉しく思えるようにありたかった」と語り、観客からスタンディングオベーションを受けた。

ニューヨーク大学に通い、コーディングを勉強しているカーリー。女の子たちにもIT技術に興味を持ってもらいたいと開催しているコーディングキャンプは今年で2年目に突入。なんと10都市で15のキャンプを開催するほどに成長しているそう! 「コンピューターサイエンスはこの世で一番セクシーとは言えない。でも私はそれに情熱を持って取り組んでいるし、それが本心なの」。

日本でもアメリカでも「コンピューターやITに強いのは男性」という固定概念がまだまだ根強く残っているのが残念ながら現実。IT教育を広めるだけでなく、既成の「セクシーさ」にとらわれないで好きなことをやろう! と伝えようとする姿勢が頼もしい! カーリーの今後の教育活動にも要注目。

text : Yoko Nagasaka