予告編でこんなに見せちゃっていいの?
 - (C)空知英秋/集英社 (C)2017映画「銀魂」製作委員会 (C)2017 dTV

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 空知英秋の人気コミックを実写化する映画『銀魂』(7月14日公開)のキャスト&スタッフによって、原作の人気エピソードをドラマ化するdTVオリジナルドラマ「銀魂-ミツバ篇-」より、映像が初公開された。吉沢亮ふんする沖田総悟が目に涙をためて本音を吐露する場面や、柳楽優弥による土方十四郎の名セリフなど、原作の印象的なシーンが映像化されている。

 同ドラマが描くのは、江戸の治安を守る真選組隊士・沖田の自慢の姉であるミツバ(北乃きい)が、結婚報告のため上京してくることから始まるストーリー。結婚の裏に隠された陰謀と、真選組の責務、そして登場キャラクターたちの心が錯綜する、胸をゆさぶる物語だ。ドラマでは、そんな原作の内容が忠実に再現される。

 公開された予告映像には、真選組“鬼の副長”とおそれられる土方と一番隊隊長・沖田による道場での白熱の稽古シーンや、ドラマでしか見ることのできない真選組による迫力ある殺陣シーンが満載。さらに、口から火を吹きだす主人公・銀時(小栗旬)や、沖田必殺のバズーカを放つ瞬間などコミカルなシーンも必見だが、極めつきは原作において屈指の名セリフ「俺はただ……惚れた女にゃ幸せになってほしいだけだ。ただそれだけだ!」を土方が言い放つ場面だ。小栗も本ドラマの見どころを「土方くん(柳楽)の勇姿」と語っているが、そんな本編の魅力が十分に伝わってくる予告編となっている。

 ドラマ・映画共にメガホンを取った福田雄一監督は、「ミツバ篇は劇場版と違い、真選組がメインに据えられたお話で、土方人気が一気に確立したお話と聞いています。おかげで真選組の面々、(中村)勘九郎さん、柳楽くん、吉沢くんがとても魅力的に描かれています。熱い友情がダイレクトに伝わるストーリーに3人の演技が見事に噛み合って、ぶっちゃけ、傑作の出来です」と自身満々。

 しかし、ドラマ版と劇場版は平行して撮影が行われたそうで「体力的に死ぬほど追い込まれた」と苦労も語る。「前の日に劇場版を撮って、次の日朝からミツバ篇を撮り始めて、夜の11時まで東京ロケ、そこから栃木に移動して、朝の5時まで撮影。その後、また東京に戻り10時から劇場版の撮影って時はさすがに疲れました。ただ、役者さんの熱がすごかったので、楽しく乗り切れました」と撮影の裏側を明かしている。(編集部・小山美咲)

dTVオリジナルドラマ「銀魂-ミツバ篇-」は映像配信サービスdTVで7月15日より全3話一挙配信