20日、韓国・ノーカットニュースなどによると、韓国南部、釜山機張郡のある小学校で、校名改名を訴える声が高まっている。資料写真。

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2017年6月20日、韓国・ノーカットニュースなどによると、韓国南部、釜山(プサン)機張(キジャン)郡のある小学校で、校名改名を訴える声が高まっている。

児童や保護者らが改名運動に乗り出したというその学校の名は「デビョン小学校」。開校は1963年と歴史は比較的古く、校名は周辺の地名が由来だ。この地には朝鮮時代、貢ぎ物を収めた蔵「大同庫(デドンゴ)」があったことから「大同庫辺浦(デドンゴビョンポ)」と呼ばれており、同校はこれを縮めて「大辺(デビョン)小」と名付けられた。

日本人には特に違和感のない校名に思えるが、韓国の人にとってはこれが大問題。多くの人がその名から排せつ物を連想し、同校の児童の中には他校の友達から「うんち小」「便器校」などと言われ笑われた子も少なくないという。「デビョン」は表音文字のハングルで「大便」と同じ表記となり、漢字併記でもしない限り区別がつかないためだ。

そうした背景から、今年同校の副児童会長に選出された5年のハ・ジュンソク君が中心となって改名運動に乗り出した。ハ君は「行事などで校名が呼ばれるとあちこちから笑いが起こる」と苦しいエピソードを語って賛同を呼び掛け、「僕たちも格好いい学校名を持ちたいです」と訴える横断幕を学校に掲げた。運動には校長や教頭も理解を示し、「児童がプライドを感じられる校名に変わることを望む」「子どもたちの願いが切実なだけに、最善を尽くし手助けしたい」と話しているという。

しかし改名実現までの道のりは平たんではない。卒業生や地域住民らの同意を得ることに始まり、市教育庁(教育委員会に相当)の校名選定委員会、市議会での条例改正など越えるべきハードルがいくつも待っている。すでに一部の住民や卒業生からは「由緒ある地名から取った校名」だとして改名に反対の声も出ているそうだ。ハ君は現在、卒業生などから賛同の署名を集めているところだという。

この運動が報道などで広まると、韓国のネットユーザーからも反響が寄せられている。「いいね」の数でみると改名に賛同する人が多いようで、「これはさすがに変えてあげて!」「うんち小なんて呼ばれながら通いたい子どもはいないはず」「中高なら生徒同士で笑って済ませられるだろうけど、小学校でこれはない」といった意見が目立つ。また、「こんな名前をつけた大人が反省すべきだ」との指摘も多数の共感を得た。

さらに、声を上げたハ君に「格好いいね。政治家も小学生を見習ってほしいものだ」「デビョンが恥ずかしいものとは思わないけど、必ず改名できるよう応援してるよ」とエールを送るものも。

そして、「ヤドン小という小学校もあるけど、あそこも変えた方がいいのでは?」と別の問題への指摘もあった。「ヤドン」とは韓国語でアダルト動画を指す略語だ。(翻訳・編集/吉金)