19日、網易によると、甘粛省蘭州市で80代の男性が心臓発作で倒れ、現場を通りかかった女性2人が心肺蘇生措置をとって救助した。

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2017年6月19日、網易によると、甘粛省蘭州市で80代の男性が心臓発作で倒れ、現場を通りかかった女性2人が心肺蘇生を行って救助した。

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17日午前8時ごろ、同市内の路上で80代の男性が突然倒れた。近くにいた女性がすぐに救急車を呼び、到着を待っていたところ、通りがかった看護師だという女性2人が男性のそばに。2人は男性の脈拍がないことを確認すると、衣服を緩めて心肺蘇生を開始。人工呼吸と心臓マッサージを繰り返した。

約10分ほど応急措置が施されると、男性の舌が動き出し顔色が良くなったという。男性は駆け付けた救急車で病院に搬送されたが、2人の応急処置のおかげもあって、危険な状態を脱したという。

中国では近年、路上で倒れている人を市民が助けないことが社会問題となっている。親切心から助けたのに加害者扱いされ、賠償金や治療費を請求されるケースが後を絶たず、要らぬトラブルを恐れる市民が救助を敬遠するようになってしまったからだ。看護師という職業上の使命を果たしたと言えばそれまでだが、女性2人による救助劇はなおのこと「正義の力」として中国の人びとの心に響いたようである。

中国のネットユーザーからは「この女性2人に『いいね』を送ろう」「自分だったらできないかもしれない」「今年一番『美しい』女性だ」「いい人があまりにも少なすぎる。貴重な正義の力だ!」といった賛辞が送られた。

また、上述のようなトラブルが多いことから、「仮にだけれど、もしお年寄りが助からないで死んでしまったら、遺族は女性たちに賠償を求めるのだろうか」と懸念する声も。そして、「社会や学校で人工呼吸や心肺蘇生の方法をもっと普及させるべきだ」とする声も寄せられた。(翻訳・編集/川尻)