Doctors Me(ドクターズミー)- 子どもの薬嫌いを直したい!上手な薬の飲ませ方と注意点について

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子どもにお薬を飲ませる際、嫌がって中々飲んでくれずに、一苦労されている親御さんは多いのではないでしょうか?

錠剤や粉薬、飲ませ方にそれぞれコツがあるようなので、覚えておくとお子さんの薬嫌いを克服できるかもしれません。

今回は、子ども向けのお薬の上手な飲ませ方から、気になる副作用などを医師に解説をしていただきました。

子どもが薬の内服を嫌がる理由


もともと持病がない場合、子どもが薬を飲むのは体調が悪い場合です。

体調が悪いと機嫌が悪くなり、そこにさらに訳の分からない苦いものを飲まされようとするので、子どもは嫌がります。

ある程度の年齢になって、薬を飲むのが病気を治すのに必要なことだと理解すれば、何とか我慢して飲むようになりますし、甘い味が気に入ったりすると、進んで飲むこともあります。

子どもは何歳くらいから薬を処方される?


液薬・粉薬


シロップ(液薬)やドライシロップ・粉薬は、哺乳瓶やスポイトを使うことで、生まれた直後から内服できます。

錠剤


錠剤やカプセルは個人差がありますが4歳頃から飲める子もいます。

錠剤を飲めるようになると、飲むときに味がしないので粉薬よりかえって飲みやすいと好む子どももいるようです。

■ 注意点
錠剤やカプセルは、そのままの形で飲まないと、予定通りに分解・吸収されません。

錠剤を4つ程度に分割して飲むことはありますが、粉々に砕いたり、カプセルを分解したりすると、予定している効果が得られないことがあります。

子どもが薬の処方を受けるときは、粉薬がよいのか、錠剤がよいのかを医師と相談しましょう。

子どもに上手に薬を飲ませる方法


錠剤


あらかじめ少し口を湿らせておき、錠剤を口に入れ、飲み物と一緒に一気に飲み込むようにすると、味がしません。

とろみのある服薬ゼリーと一緒に飲むのもよいでしょう。

粉薬


■ 頬の内側に塗る
ドライシロップの場合、水に溶かすと甘くなりますので、少量の水でこね、頬の内側に塗ります。

■ 味が濃く冷たいものに混ぜる
味を嫌がって吐き出す場合、甘いものやジュースと混ぜることもあります。薬によって味が異なり、混ぜるものを間違うとかえって変な味になることもあります。

抗生物質の中には、フルーツ味のジュースやジャムと混ざるとより苦くなるものもあるので、そういった場合は以下を混ぜて試してみると薬の味がごまかされて飲みやすくなります。

・チョコレートソース
・ココア
・チョコレート味の服薬ゼリー
・アイスクリーム
・ヨーグルト
・練乳
など

■ 空腹時に飲ませる
満腹だと薬を飲むのがますます嫌になるので、飲んでくれるか心配な場合は空腹時に飲んでみましょう。大人の薬とは異なり、食後に飲まないと胃を痛めることはほぼないです。

子どもに薬を飲ませる際の注意点


普段食べているものに混ぜない


粉薬は、ミルクや母乳、おかゆなど主食と混ぜると、以後警戒してこれらのものを嫌がることがあるので、普段食べなくても支障のないものと混ぜる方がよいと言われています。

既定の回数は飲み切らせる


特に指示がない限り、症状が治まっても、既定の回数は飲み切るようにしましょう。

子どもの薬の副作用、どういう症状が危険?


アナフィラキシー症状


アレルギー反応であるアナフィラキシー症状が最も心配です。

■ 症状
典型的な症状は、今まで飲んだことがない薬を飲んだ後、数分から数時間時間以内に、粘膜や皮膚の腫れ・赤み・じんましん・かゆみが出たり、激しい下痢や呼吸困難が出るというものです。

スティーブンスジョンソン症、中毒性表皮壊死剥離症


まれにですが、スティーブンスジョンソン症候群や中毒性表皮壊死剥離症という病気があります。

抗生物質、てんかんの薬、解熱鎮痛剤が原因となりやすいですが、市販薬を含めあらゆる薬が原因となり、今まで問題なく使用できていた薬でも原因となることがあります。

■ 症状
薬を使用してから1〜3週間後に、口・目・陰部などの粘膜のただれと皮膚のただれ、発熱を起こします。入院の上、集中的な治療が必要になります。

最後に医師から一言


アイスクリームに混ぜるなど工夫してもどうしても薬を飲まない場合、点滴をするのが一番確実です。処方を受けた医師と相談してみてください。

(監修:Doctors Me 医師)