戴社長のもとで経営再建中のシャープ(画像は公式サイトのスクリーンショット)

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経営再建中のシャープは2017年6月20日、大阪府堺市の本社で、16年8月に台湾の鴻海精密工業の傘下に入ってから初めての株主総会を開いた。

株主総会で、戴正呉社長は東証2部から1部への復帰について問われ、「今月末にも申請したい」との意向を示した。NHKなどが報じた。シャープは、経営悪化の影響で16年8月に東証2部に降格していた。

戴社長、東証1部復帰後は会長に?

報道によると、東証1部への復帰の予定について株主から問われた、戴社長は「6月29日か30日に申請を行いたい」と述べ、今月中に復帰申請をする方針を明らかにした。

また、これまで東証1部への復帰が実現すれば社長を退任する意向を示してきた戴社長だが、会長職に就く可能性を示唆。東証1部に復帰した後も経営に関わる意向を示した。

また株主総会では、会社提案の7議案が全て可決。取締役9人のうち、5人が鴻海グループ出身者となる人事案も承認された。