「叶わぬ恋」は諦めるべき? パターン別・つらい片思いの対処法

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叶わぬ恋をしたとき、あなたはどうしますか? 相手に好きな人がいたり、恋人や配偶者がいたり、スペックがちがいすぎたりと、そのケースによって諦めるべきかどうかも変わってくるようです。今回は、女性364名と専門家の意見から「叶わぬ恋をしたときの対処法」をご紹介します。

■女性の「叶わぬ恋」事情を調査!

恋が叶うかどうかは、いろいろな要因に左右されます。自分は好きでも、相手の事情によって恋の行く末が決まってしまいますよね。まずは、女性の「叶わぬ恋」事情を調査。どれくらいの女性が「叶わぬ恋」をした経験があるのでしょうか?

◇「叶わぬ恋」を経験したことがある?

Q.あなたは「叶わぬ恋」を経験したことがありますか?

はい……56.0%
いいえ……44.0%

「叶わぬ恋」をしたことがある女性は、約6割。半数以上の女性が、叶わぬ恋のつらさを感じてきたようです。一体どんな恋愛だったのでしょうか?

◇女性が経験した「叶わぬ恋」とは?

「叶わぬ恋」をしたことのある女性は、どのような相手に、どのようなシチュエーションで恋をしたのでしょうか? 先ほどの質問に「はい」と答えた女性に、「叶わぬ恋」の体験談を聞きました。

☆相手に好きな人(片思い中)がいる

・「片思いしていた人が、私の友だちのことを好きで、応援してほしいと言われた」(25歳/自動車関連/事務系専門職)

・「高校時代、好きだった人が私の友だちのことを好きだった」(26歳/その他/その他)

☆相手に恋人や配偶者がいる

・「相手が既婚者で子どももいたこと。叶わないし、敵わないと思った」(26歳/その他/その他)

・「年上の上司に恋していたが、すでに若い女性と付き合っていて相手にされなかった」(32歳/その他/その他)

☆相手とスペックや立場がちがいすぎる

・「相手は代々医者の家系。看護師の私はお嫁の候補にも入れてもらえない。結婚は無理だけど付き合うのはいいよ〜って感じだった」(30歳/その他/その他)

・「スポーツ選手の彼。全国を回る忙しさに、お互い好きだけど正式にお付き合いすることができず、一緒にいられるときに一緒に過ごすだけの関係にしかなれなかった」(28歳/学校・教育関連/専門職)

☆相手に完全に脈がない

・「小〜中学生の間に、同じ人に4年間くらい片思い。何度も振られました」(30歳/医療・福祉/専門職)

・「すごく好みだったのに、まったく相手にされていなかった」(34歳/その他/その他)

◎女性意見・まとめ

恋は、両想いになって実るもの。好きな人がほかの女性に片思いしていたら成立しませんし、素敵な人には既にパートナーがいたりしますよね。さらに、同じ男性に何度も告白して振られ続けたという女性も。「叶わぬ恋」だと薄々感じていても、諦めきれなかったのでしょう。

■諦めるor諦めない? 専門家に聞いた「叶わぬ恋」の対処法

みなさんいろいろな「叶わぬ恋」を経験してきたようですが、現在進行形で「叶わぬ恋」に悩んでいる女性もいるでしょう。諦めたほうがいいのか、それとも諦めないでがんばり続けたほうがいいのか。恋愛・婚活研究所主宰のにらさわあきこさんに聞いてみました。

◇相手に片思い中の好きな人がいる場合⇒「諦めない」

好きな人に片思いの相手がいたとしても、その女性と付き合っていないなら、諦める必要はありません。というのも、多くの男性が「最初は好きじゃなかったんだけど、彼女のよさに気がついて」などと言って、自分を好いてくれた女性と幸せになっているからです。

女性が男性を諦めるべきなのは、彼に完全に脈がない場合と、彼に妻がいる場合のみ。片思いの相手がいる男性は、あなたに対して「女性としてのジャッジ」をまだしてない状態なので、「女性としてアリ」と思っている可能性があります。諦める必要はありません。

◇相手に恋人がいる場合⇒「諦めない」

好きになった男性に恋人がいる場合も、諦める必要はありません。というのも、いい男にはたいてい彼女がいるものですし、そういう相手と付き合いたいなら、「たまたまフリーになったタイミング」を見計らうのが近道だからです。

とはいえ、彼女がいる男性を本命にしてはいけません。実際のところ、彼女と別れる可能性は低いので、いつか彼女と別れた日に彼女に立候補できるよう、つかず離れずの関係を続けておくのがベターです。そして、相手が彼女と別れなかったときのためにも、自分の本命はほかで探す姿勢を崩さないのが大事です。

◇相手に配偶者がいる場合⇒「諦める」

相手に配偶者がいる場合は、絶対に諦めたほうがいいでしょう。たとえ彼と付き合えたとしても、苦しい思いをするのは必須。そのあと結婚できたとしても、彼は同じように浮気を繰り返す可能性が高いです。また「今はまだ若いから結婚はいいの」と思って不倫をする女性は、そのあとも別の既婚男性と不倫を繰り返す傾向があります。配偶者のいる男性のことはきっぱり諦めるようにしましょう。

◇相手とスペックや立場がちがいすぎる場合⇒「諦めない」

相手とスペックや立場がちがうと、「こんな私でいいのかな?」「彼が私なんて好きになってくれるはずがない」と考えてしまいますよね。しかし彼を好きになったのは、何らかの縁を感じたから。諦めるのではなく、「彼にふさわしい私になろう」とがんばってみるのが筋でしょう。

一方、相手のスペックが低いと感じた場合は、あなたの思い込みや世間体に縛られているだけの場合が多いです。たとえば相手の学歴が低いとして、それでも好きになったのだとしたら、あなたが大切にしているのは彼の「学歴以外の魅力」でしょう。世間一般で言われる「スペック」にとらわれて、好みの彼を逃すのはナンセンス。他人任せの基準で判断したものは、後悔することが多いです。あなた自身が「こういうところが好き」と思える何かがある彼を、世間一般の判断で諦めて後悔しないか、よく考えてから判断するようにしましょう。

◇相手に完全に脈がない場合⇒「諦める」

相手に完全に脈がない場合は、諦めるのが無難です。「心の中のアイドル」として彼を好きでい続けるのは、日常生活にときめきを感じるという意味では大事ですが、「絶対に彼としか付き合いたくない」と考えると視野が狭まります。

男性は、女性と出会った瞬間に「彼女としてアリかナシか」を無意識に判断しているものですが、そこで「ナシ」と思われていたら、ほぼ挽回は不可能なんです。たとえば小柄でキュートな女性が好きという男性を、モデル風の女性が好きになったとしても、小柄にはなれません。脈ナシだと感じたら、ほかの人を探しはじめるといいですし、そのほうが早く本命に出会えますよ。

■まとめ

女性の「叶わぬ恋」の体験談や、にらさわあきこさんによる「叶わぬ恋」の対処法を見てきました。「叶わぬ恋」のケースによって、恋を諦めるべきかどうかも変わってくるようです。諦めたほうがいい場合は潔く諦めて新しい恋を探し、諦めないほうがいい場合は最後まで悔いのないように、アプローチを続けてみましょう。

(監修:にらさわあきこ、文:ファナティック)

※画像はイメージです

※マイナビウーマン調べ
調査日時:2017年6月8日〜6月9日
調査人数:364人(22〜34歳の女性)