世界ランキング1位のアンディ・マレー【写真:Getty Images】

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世界1位マレー、全英OP前に“大きな使命”…サッカー、競馬界からも続々支援

 イギリス・ロンドンで14日に起きたタワーマンション火災事故。男子テニスで世界ランキング1位に立つアンディ・マレー(英国)は、多くの犠牲者を出した母国の悲劇を受け、出場中のエイゴン・クラシック(イギリス・バーミンガム)の賞金を全額寄付するという。英紙「ガーディアン」が伝えた。

 マレーは7月開幕のウィンブルドンの前哨戦として、昨年と同じくエイゴン・クラシックを選択した。昨年はこの大会を制し、自身2度目のウィンブルドン制覇につなげた縁深い大会。モチベーションは高いが、それ以上に今回は大きな使命を課して戦いに臨むという。

 それは、14日に発生したロンドンのタワーマンション「グレンフェル・タワー」の火災を受けてのことだ。これまでに50人以上の住居人が犠牲となり、イギリスの首都に暗い影を落としている。

 母国の悲劇からマレーは立ち上がった。クイーンズクラブで行われる大会制覇を誓い、同大会で得た賞金をすべて被害者に寄付すると発表した。

 優勝すれば、賞金は34万6000ポンド(約4942万円)以上になるという。記事では、2013年に制した際には、賞金7万3000ポンド(約1043万円)を、かつてダブルスでコンビを組んだロス・ハッチンスが冒された難病を治癒した病院に寄付したことも紹介している。

スペイン代表DFは1分出場ごとに約7200円、競馬場も1429万円寄付を発表

 マレー以外にもイングランドにゆかりのあるアスリートは続々と善意の行動を取っている。

 サッカー界からはアーセナルのスペイン代表DFエクトル・ベジェリンが開催中のU-21欧州選手権に1分出場するごとに50ポンド(約7200円)の寄付をすると発表している。

 マンチェスター・シティのイングランド代表MFラヒム・スターリングも具体的な金額こそ明かしていないが、“かなりの額”を寄付したと発表した。

 また、競馬界からは「キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス」が開催されるアスコット競馬場も10万ポンド(約1429万円)の寄付を発表している。

 各界からの援助と同様、マレーも今回の痛ましい事故の被害者の支えとなるため、前哨戦から3度目のウィンブルドン制覇へ向け、モチベーションを高めている。