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こんなカメラの塊で、VR動画を撮る、だと…!?

VR元年と呼ばれた2016年。そこから約1年で、ハイエンドなOculus Riftやスマホで気軽にVR映像が見られる&Gear VRなど、振り返ってみると、多くの視聴機材が登場しましたねー。

最近では宇宙遊泳体験ができるVR動画や、アイドルのライブステージに立つ体験ができるVR動画など、斬新で魅力的なコンテンツが登場しています。

だからこそ知りたくありませんか。Hi-Fiな疑似体験ができる360度動画は、どんな機材で撮られ、どのように作られているのかを。宇宙ってどんなカメラで行くの!?


宇宙遊泳にアイドルまで! 360度動画の最前線


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Photo: 武者良太


そこでお邪魔してきました! 宇宙遊泳動画やANAの工場見学動画をはじめ、バラエティ動画、アイドルライブ動画、スポーツ動画など、さまざまな360度実写動画コンテンツを作っているVR プラットフォーム・360Channelに!



360Channelは、かねてよりVRに注目していたゲーム会社コロプラの子会社で2015年11月に設立された株行会社360Channelが運営する360度動画プラットフォームです。高品質な360度動画コンテンツに定評があり、様々なVR視聴機器に対応したマルチデバイス戦略を推進しています。

テレビ局や航空会社など、他の企業とタッグを組んだコンテンツ制作にも積極的。VRブーム前夜から取り組んでいただけあって、どのコンテンツも面白いし楽しいし美しいし、ときにはちょっとセクシーでいい感じ。

そんな360Channelのコンテンツは、どんな機材で撮られているのでしょうか?


どんな機材で撮られているの?


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Photo: 武者良太


まずはアクションカムという市場を切り開いたGoPro。6台を1つにまとめ、全方位の映像を同時に捉えます。プロが使う360度カメラとしてはスタンダード。コンパクト&タフで、撮影現場を選びません。

明るい場所であればこのカメラでOK。ということは暗い場所での撮影には適さないということ。GoProの映像は感度を上げるとノイズがのってしまうため、仕方がないんですよね。


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Photo: 武者良太


だからといって超高感度性能のフルサイズ機、α7Sを6台つかったVRカメラが来るとは思ってなかった! 前述したように、360Channelは他にもα7SIIを使ったVRカメラも保有しています。民生用のカメラを用いてるとはいえ、このセットとなるとお値段も格別。これ以上のクオリティを求めるとなると、1台数百万円のシネマカメラを用いたVRカメラしかないんでしょうね。

運用は大変ですか?と聞くと「落としてしまうと、こっちの気分も落ちるんですよ」。で、でしょうね...。

レンズにはサムヤンの広角レンズ7.5mm 1:3.5 UMC Fish-eyeが使われていました。そうか、無望遠で撮影するからマニュアルレンズでいいんですね。


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Photo: 武者良太


クラウドファンディングで入手したという、成層圏でも360度動画が撮影可能なVRカメラもありました。観測用の気球につけて飛ばすんですって。



こういう動画、研究機関でもなければ撮影できないものと思っていました。時代は変わっていくのだなあ。


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Photo: 武者良太


カメラ部にはGoProシリーズが使われており、サイズはそこまで大きくありません。ある程度の高さから落としても大丈夫ということでしょうか。対ショック性能に優れた素材が使われているようです。


2D動画と360度動画の作り方の違い


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Photo: 武者良太


ギズモード・ジャパン編集部でも360度動画にチャレンジしてきました。でも普通の2Dの動画と同じように考えると、思ったような動画が撮れないんですよね。2D動画と360度動画の制作の違いってどこにあるのでしょう? 360Channelプロデューサーの中島健登さんに尋ねてみました。

── 2Dの動画と360度動画で作り方に違いはあるのでしょうか?

中島さん: 360度動画は、ディレクターの感覚が重要ですね。人物が入る動画の場合、被写体をどう動かすか、どうディレクションするかが大事なんです。スチル撮影なら被写体はベストな照明の位置にいて、カメラマンが動いて綺麗に見える画角を探していきますが、360度動画は定点が基本。だから被写体に動いてもらわないと魅力的なコンテンツになりづらいんですよ。

── 確かに! それはそうですね! 2D動画と違ってVR酔いなどもあると思いますが、対策はどうしていますか?

中島さん: カメラを動かさないことです。カメラ側が動くとVR酔いしやすくなるんです。動かしたとしても暗い状態で動かすとか、空撮のように遠くのものが動いている絵作りをするなど気をつけていますね。

── 自分は動いてなくても映像は動いているから、実際に自分も移動しているように錯覚しちゃうわけですね。他にも気をつけている部分はありますか?

中島さん: コンテンツ作りにおいては、コンテンツを長くしすぎないというのもありますね。1本あたり5分から10分で切っちゃうんです。チャプターを入れる感じですね。HMD(ヘッドマウントディスプレイ)になれていないと疲れちゃうんですよ。あと輝度にも気を配っています。いつかVRで光過敏性発作みたいのが起きないとも限らないじゃないですか。このあたりはまだまだ研究が必要です。

── そういったノウハウってどうやって培っていったんですか?

中島さん: これは試行錯誤です。タレントさんにどのような動きをしてもらうべきか、制作陣が日々議論しています。360Channelは制作するコンテンツ数が多いから、現場から得た360度動画のノウハウは多く蓄積していると思います

── 多くのコンテンツを制作されてきて、感じた問題点ってありますか?

中島さん: 人材不足...でしょうか。まだVRコンテンツのプロフェッショナルがいないんですよ。僕たちもまだまだ甘いと考えています。パノラマ写真は何十年と歴史がありますが、360度映像かつHMDで見ることを想定したコンテンツでいえば歴史が浅い。だからこそチャンスでもあります。


高品質なVRコンテンツをもっとも手軽に楽しむには


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Photo: ギズモード・ジャパン編集部
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フルサイズデジタルカメラもフル活用して美しい360度動画を作っている360Channel。そのすべてのコンテンツはスマートフォンベースのHMDでも見ることができますよ。

簡易型ゴーグルでもいいのですが、VR映像をどっぷりと堪能したいなら、 & Gear VRの組み合わせがいいんですよ。表示部となるGalaxy S8の2960×1440ピクセルという画面解像度が...効く! 新型Gear VRは視野角も101度と広くなってより没入感が高まりました。一歩、映像の中の世界が近くに感じます。アイドル系の360度動画を見てみると...こ、これは危険。恥ずかしくて目を合わせられません...。

いやー、本当にVRっていいもんですよね。


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Photo: ギズモード・ジャパン編集部
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スマートフォンベースだからこその魅力もあるんですよ。それはワイヤレスだということ。据え置きのデバイスとケーブルで接続する必要があるVR HMDは首を回していくと、ケーブルが伸びきってテンションがかかっちゃうことがあるんですね。映像の世界にハマッていると勢いよく首=VR HMDを動かしてケーブルを引っ張ってしまい、据え置きデバイス側が動いてしまうことも。

でも & Gear VRなら、その場でぐるぐる回っても大丈夫。このセットで360度動画を見ていると、ストレスフリーな感覚にハマりそうですよ。

しかも、専用コントローラがセットになった「Gear VR with Controller」は、au Online Shop、KDDIおよび沖縄セルラーの直営店でも販売されます! これは朗報すぎます。アクティブなゲームやコミュニケーションツールなどにも使えるということですから。


これから360度映像はどう進化していく?


ところで中島さん、360Channelはコントローラを用いたVRコンテンツは作らないんですか?

「いまのところはまだですね。でも、360度動画を配信できるようになったのが去年だとすると、今年は配信+インタラクティブ性とか、映像だけではない楽しさを考えなくてはいけない年じゃないかという思いはあります」

と、いうことは...!

モバイル型のVR HMDは映像を見るのが目的のデバイスと見られてきました。でも & Gear VR with Controllerのようなセットなら、新たなコンテンツも体験できる可能性がありまくりなワケで、これは今後の展開に期待するしかない!

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(武者良太)