学生の窓口編集部

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こんにちは、サンドラ・ヘフェリンです。
日々いろんな人と関わる中で、「感じ方」や「受け止め方」が人によってまったく異なることを感じたことはありませんか? 言葉の使い方1つで自分の印象がよくなったり、悪くなったりすることもあるでしょう。たとえば遊びのお誘いのひとつでも、選んだ言葉によっては受け止め方が人によって違うものです。実際、友達や知り合いから「遊ぼう!」というお誘いの連絡があるとき、あなたはどんなふうに誘われたいですか? そこで今回は相手を誘うときに使われる、クッションタイプと直球タイプ、2つの誘い方をご紹介します。

■クッションタイプ:相手の状況をまず確認する

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たとえば人を誘うとき、遊びの内容や場所を言う前に「明日って、忙しい?」または「明日って、時間ある?」という聞き方をする人がいます。そこで聞かれた側が、「明日、ヒマだよー」と答えれば、遊びの内容(「誰々さんと飲みに行こうって思ってるんだけど、一緒に行かない?」など)や場所を話すし、逆に「最近、ちょっとバタバタしていて…」などと返ってくれば、「そうか、また今度ね。」となることもあるでしょう。

この誘い方がクッションタイプです。最初は用件を言わずに、まずは相手の状況を確認(たとえば「明日って、忙しい?」と聞いたり)してくれるので、聞かれた側は「こちらの都合や、こちらの状況をまず聞いてくれた上で、話を進めてくれた」と好印象を持つ人もいます。このタイプに好印象を持つ人は、実は「気遣い」を大事にするタイプかもしれません。

■直球タイプ:単刀直入に相手を誘う

それとは逆の「いきなり直球」の誘い方もあります。あらかじめ「何月何日に誰々さんとどこそこに行くのだけれど、一緒に行かない? 費用はこれぐらいで。」という誘い方が直球タイプ。
最初に「●日は忙しい?」とか「●日は時間ある?」というクッションをおかずに、最初から直接的に誘う方法です。この誘い方は「いきなり直球的過ぎるな」と感じる人もいれば、「わかりやすくていいな」と好感触を感じる人どちらもいることでしょう。

■ドイツ人は直球タイプを好む?

ちなみに筆者の好みは後者で、直球のお誘いが一番うれしいです。まさに「直球タイプ」。具体的な遊びの内容や仕事の用件を言う前に「●日って、どうしてる?」「●日って、時間ある?」と聞かれると、なんだか「探り」を入れられているように感じてしまうからです。「●日って、時間ある?」という質問に、「うん、時間あるよ!」と答えた後では、その後のお誘い内容に気乗りしなくても「断りにくい」場合も。そうしたデメリットを考えると、直球タイプのほうがうれしいと思います。

また筆者の母国ドイツでは「直球」のお誘いを好む人が多い印象も。そして、もう一つの特徴として比較的「直前」に誘う、というのがあります。たとえば「今日BBQをしない?」という具合。日本人だったら、もっと何日か前に計画をして声をかけるかと思うのですが、ドイツ人の場合は、親しい仲であれば「直前の声かけ」があることも。ドイツにはspontan(シュポンターン)という言葉がありますが、「その場の気分やノリで、今やりたいことをやる!」というポジティブな意味合いで使われることが多いです。ノリのよさが重視され、何週間も前から何かを計画するよりも、その時々の気分で決めるのが素敵! という考え方の人が多いのドイツ人の特徴かもしれません。

いかがでしたか? 話が飛んでしまいましたが……あなたは直球タイプ? それともワンクッションほしいタイプ? 自分のタイプがわかれば、人付き合いがよりよくなるヒントになるかもしれません。

サンドラ・ヘフェリン

プロフィール/ドイツ・ミュンヘン出身。日本歴20年。日本語とドイツ語の両方が母国語。自身が日独ハーフであることから、「ハーフといじめ問題」「バイリンガル教育について」など、「多文化共生」をテーマに執筆活動をしている。コミックエッセイ『男の価値は年収より「お尻」!?ドイツ人のびっくり恋愛事情』(KKベストセラーズ。原作: サンドラ・ヘフェリン、漫画: 流水りんこ)が発売中。