19日、中国のポータルサイト・今日頭条は、科学研究の分野は米中2強時代となり、日本は後れを取り戻せないとする記事を掲載した。これに対し、中国のネットユーザーから反論が多く寄せられた。資料写真。

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2017年6月19日、中国のポータルサイト・今日頭条は、科学研究の分野は米中2強時代となり、日本は後れを取り戻せないとする記事を掲載した。

記事は、論文の被引用数上位1割の論文を基に各国の研究者レベルを評価した日本の科学機構の調査によると、中国は主要な8分野のうちコンピューター、数学、材料工学、化学の4分野で世界一となったと紹介。残りの4分野である環境学、生命科学、医学、物理学の分野では米国が1位であったため、科学研究の分野において米中2強時代になったことを意味していると主張した。

特に、コンピューター分野における中国の進歩は相当速く、2013年には世界レベルに追いつき、15年にはスーパーコンピューターの速度で世界一になったと指摘。米国は物理の分野で強いものの、中国はものすごい勢いで追い上げており、60億ドル(約6660億円)を投入して世界最大の粒子加速器を建設したとため、この分野でも世界一になる可能性が高いとした。

記事は、中国のこうした飛躍的な発展は、豊富な資金力と人材育成が関係していると日本メディアが分析していると紹介。14年の科学研究費は、中国が38兆円なのに対し、日本はわずか18兆円にすぎ無いと指摘。米国でも46兆円ほどで、中国よりわずかに多い程度だとした。また、海外留学から中国へ戻る研究者が多いことも、発展に寄与しているという。

こうした傾向を踏まえて日本の専門家は、このままの勢いで行けば、中国の存在感はますます大きくなり、米国は科学研究の予算を減らしているため、中国が科学研究で世界一になることも十分にあり得ると分析していると伝えた。

これに対し、中国のネットユーザーからは「日本の工業の実力はだてじゃない。中国国内の製品の多くが日本製だ」「笑い話だな。日本の科学技術は米国と同レベルだ。AIとロボットでは世界一」など否定的なコメントが多く寄せられた。

また、「科学技術では日本は中国より上だ。ノーベル賞受賞者数を見れば分かる」との指摘や、「ここまで厚顔無恥な文章はそうそうお目にかかれない。おめでとう」という意見もあり、日本の実力を評価するコメントが大半を占めた。(翻訳・編集/山中)