白羽弥仁監督

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(トロント 20日 中央社)歌手の一青窈の姉、一青妙のエッセーを基に白羽弥仁監督が映画化した作品「ママ、ごはんまだ?」が17日、「第6回トロント日本映画祭」で北米プレミア上映された。来場者には先着100人限定で、作品に登場するちまきが振る舞われ、台湾の味を紹介した。

台湾人の父と日本人の母を持つ一青姉妹の実際の経験に基づいたストーリー。今は亡き母の手作り料理とともに、台湾と日本を舞台に一家の思い出が描かれる。

映画祭の前に中央社の取材に応えた白羽監督は、台湾には何度も行ったことがあり、2010年頃から台湾と関連した映画を撮影したいと考えていたと説明。2014年に一青妙のエッセーに出会い、自分だけがこの作品を映画化できる人間だと感じ、製作に乗り出したという。

白羽監督は、経済成長とともに日本では見られなくなった風景や人情が台湾には残されていると話す。台湾で年配の人と話していると、まるで日本の年配者と話しているかのような懐かしさが感じられると台湾の良さを語った。

日本と台湾で作品に対する反応は異なったかという質問には、日本人は映画に登場する料理に興味津々だと笑顔を見せた白羽監督。それに対し、台湾では台湾料理を映画で紹介したことに感謝を示されたという。

(胡玉立/編集:楊千慧)