NASA、地球大のハビタブル惑星を新たに10個発見。最新のケプラー宇宙望遠鏡のデータ分析結果より


NASAが新たに219個の太陽系外惑星候補の発見を発表しました。しかもこの内10個は地球とほぼ同じサイズで、水が液体で存在可能なハビタブルゾーンにあると推測されます。

今回の発見も、これまでに数千もの太陽系外惑星を発見してきたケプラー宇宙望遠鏡のデータからのもの。ケプラー宇宙望遠鏡を使った観測についてはいまから1年ほど前、一挙に1284個もの惑星発見を発表したのが大きな話題となりました。現在では総数4034個もの太陽系外惑星候補を発見しており、2035個についてはすでにその存在を確定しています。

ただ、恒星からの距離的に水が液体で存在可能な位置、いわゆるハビタブルゾーンに位置する惑星はまだ50個ほどしかみつかっていません(確定は30個)。NASAの今回の発表は、このハビタブルゾーンにある地球サイズの惑星候補が新たに10個も発見できたとするものであり、これまでよりもさらに地球外生命の存在の可能性が高まったと考えられます。

ケプラー宇宙望遠鏡の観測で得られた膨大なデータからは、宇宙の惑星のなかで地球サイズの岩石質惑星や、木星のようなガス惑星などがどんな割合で存在するのかを調べることも可能になりつつあります。SETI研究所でケプラー探査を担当するSusan Thompson氏は「ケプラーのデータが、銀河系のなかに地球のような惑星がいくつあるかという魅力的な質問への答えを導く基礎的資料になる」と説明しています。

ケプラー宇宙望遠鏡はすでに本来計画していた運用期間を過ぎ、各部に寿命による故障も発生しつつあるものの、2014年から延長ミッション「K2」を開始して太陽系外惑星の発見のための活動を継続しています。今後の研究の進展によっては、本当に地球とそっくりな星を発見できる日が来るかもしれません。

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