米テネシー州ナッシュビルで開かれた「全米ライフル協会(NRA)年次総会2015」に展示された半自動式拳銃(2015年4月10日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米西部ワシントン(Washington)州シアトル(Seattle)で18日朝、アフリカ系米国人の妊婦(30)が、強盗の通報を受けて自宅に駆けつけた警察官に銃で撃たれて死亡した。遺族から怒りの声が上がっており、警官の対応に問題がなかったか調査が行われている。

 警察によると、死亡したのは妊娠3か月だったチャーリーナ・ライルズ(Charleena Lyles)さん。自宅アパートで強盗未遂があったと警察に通報した後、急行した警察官2人に刃物を突きつけたため、応戦した2人が発砲して殺害したという。

 当時、自宅には子ども3人もいたが、けがはなかった。

 遺族は、ライルズさんは心の病を抱えていたと話している。

 遺族の一人は地元紙シアトル・タイムズ(Seattle Times)の取材に答え、法執行官の間でよく使われるスタンガンに言及して「なぜテーザー銃を使わなかったのか」と批判。「彼ら(警察官)は(発砲するのでなく)彼女を取り押さえられたはずだ。私でもできる」と述べている。

 当局が19日に公開した音声には、警察官とみられる人物がライルズさんに向かって「おい! 下がれ! 下がれ!」と叫んだ後、一斉射撃する音が記録されている。

 警察官2人には調査結果が出るまで休職措置が取られた。シアトル市のエド・マレー(Ed Murray)市長は「関係者すべてにとっての悲劇」だと述べるとともに、透明性を確保した調査を約束した。
【翻訳編集】AFPBB News