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NASAが新たに219個の太陽系外惑星の存在を確認しました。そのうち10個の惑星は地球に近いサイズをしており、生命が誕生するのに適した環境と考えられているハビタブルゾーンに位置しているとのことです。

NASA Releases Kepler Survey Catalog, Hundreds of New Planet Candidates | NASA

https://www.nasa.gov/press-release/nasa-releases-kepler-survey-catalog-with-hundreds-of-new-planet-candidates



NASA finds evidence of 10 new Earth-sized planets in our corner of the galaxy - The Verge

https://www.theverge.com/2017/6/19/15829336/nasa-kepler-new-exoplanets-earth-worlds-life

NASAが新しい惑星の発見を発表したのは現地時間の2017年6月20日で、Twitter上でも「科学者たちが@NASAKeplerを使って219の新世界の可能性を発見しました!」と興奮気味に報告を行っています。



ケプラーは2009年に探索を開始し、これまでに地球から3000光年離れた場所に多くの太陽系外惑星が存在する可能性を報告しています。今回の発見によって太陽系外惑星の候補は4034個になり、このうち太陽系外惑星だと確認が取れているものは2335個、そして21個は地球に近いサイズでハビタブルゾーンにあるものとのこと。これらの星は地球がどのように誕生して発展していったかを知る手がかりになると考えられています。

ケプラーは、惑星が恒星を横切る時の明るさの変化を検出する「トランジット法」を用いて、惑星の探索を行っています。そして惑星の可能性があると見られると、重量・サイズ・公転周期・恒星からの距離などを測定します。この時、惑星の識別はこれまで人の手によって行われていたのですが、科学者のSusan Thompson氏によると、「これは違う、これも違う、これは星の可能性があり……惑星を発見した!」と1つ1つ識別していく方法は非常に手間のかかるものだったそうです。

そこで研究チームは「正しいシグナル」と「間違ったシグナル」をシミュレートし、ケプラーのミッションで得た実際のデータと比較することで、過大評価・過小評価しやすい惑星のタイプを明らかにしました。この方法を用いることで以前よりも正確に星の評価ができるようになったとのこと。



また、ハワイにあるW・M・ケック天文台の技師らと5年にわたって協力したことで、研究者のBenjamin Fulton氏が語るところの「太陽系外惑星のファミリーツリーでの分類」を推測が可能になりました。惑星の分類には、たとえば地球の1.5倍ほどの大きさの岩石でできた惑星「super-Earths」と、地球の2.5倍ほどの大きさのガス惑星「mini-Neptunes」があり、これらの言葉は以前から使われていましたが、今回の分類でより境界線が明確に。これは惑星の発見において非常に重要な進展です。



ケプラーは2009年から2013年までのミッションで最初の観測ミッションを行い、2014年からは太陽光圧を姿勢制御に取り入れた「K2ミッション」を開始しました。K2ミッションは2018年ごろに燃料が切れるまで行われる予定となっています。